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橿原神宮とは日本はじまりの地!初代・神武天皇が即位した奈良の聖地

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奈良県橿原市。ここには奈良県が誇る「神宮」があります。

そうです。その名は「橿原神宮(かしはらじんぐう)です。

橿原神宮鳥居

御祭神は初代天皇こと、「神武天皇(じんむてんのう)」。

古事記・日本書紀に出てくる「神武東征」で有名な初代・神武天皇です。

日本人であれば伊勢神宮出雲大社と合わせて参拝したい、奈良県のパワースポットとしても有名な神社です。

今回はそんな奈良県が誇る聖地をご紹介します。

きっとこの記事を最後まで御覧いただけたら参拝したくなるのではないでしょうか。

まずは、橿原神宮を訪れる前に確認しておきたい情報、背景から確認していきましょう。

橿原神宮(かしはらじんぐう)とは!?

橿原神宮は、御祭神・神武天皇が畝傍山の東南・橿原の地に宮を建てられ即位の礼を行われた場所に、明治23年に創建されました。

初代天皇であり、日本国の始祖となった神武天皇と、媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめ)皇后が祀られています。

神武天皇は、天孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)がこの国土に降られた日向国・高千穂の宮にいましたが、天下の政治(まつりごと)を行うべくはるばる東遷の途に立たれた。

それが神話における神武東征です。

途中幾多の困難に遭われたが、ついに大和の国を中心とした中つ国を平定され、畝傍(うねび)の橿原の宮において即位の礼をあげて、国の基をたてられました。

つまり、天照大神の子孫にあたる神武天皇が九州は宮崎県の日向から東へと旅立ち、この奈良県の橿原で国を作られたという話です。

初代天皇こと神武天皇(じんむてんのう)とは!?

神武天皇とは記紀(日本書紀・古事記)に書かれている伝説上の人物。初代天皇とされている人物です。

「はつくにしらすすめらみこと」と称されています。

『日本書紀』では「神日本磐余彦天皇(かんやまといわれひこのすめらみこと)」、『古事記』では「神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)」。

高天原から天降ったニニギの曾孫にあたります。兄たちと東の土地を目指して日向から宇佐・筑紫をを経由して瀬戸内海に入り大和をめざし旅へ出ます。

河内に至り、その地の先住民の長髄彦がおり孔舎衛坂で戦うことに。戦いは神武一行に不利で兄の五瀬命を戦いで失い、また暴風雨に遭って海神を鎮めようとして稲氷命と御毛沼命の両兄が海中に身を投じてしまいます。

日の神の子孫の自分が日に向かって(東へ)戦うことは天の意思に逆らうことだと悟り兵を返し、紀州へと迂回。

その後熊野の荒坂津に上陸して一路大和を目指します。途中ヤタガラスらの導きもあってようやく畿内大和へ進行。

そこで長髄彦と戦いになったが饒速日命が神武を天神の子孫と認めて長髄彦を殺して帰順したのでようやく戦いは終息。

こうしてついに中州を平定。橿原の地を都と定めます。

その後、橿原宮で即位して初代天皇がここに誕生しました。そして神武天皇76年、127歳で崩御なさるのでした。

 

ちなみに、神武天皇は天照大神の来孫(ひひひ孫)にあたります。また、神武天皇までの間に、山の神、海の神の血をも受け継いでおります。

そのため日本を治める資格が十分にあるということが日本書紀で海外にも示しているという説もあります。

 

いざ、聖地・橿原神宮(かしはらじんぐう)へ

橿原神宮鳥居

非常にかっこいい木製の鳥居が出迎えてくれます。

うん。風格が格段に違います。

橿原神宮手水舎

↑手水舎

橿原神宮南門

南門です。砂利道を歩いてようやく到着。威風堂々とはまさにこのことでしょうか。

橿原神宮拝殿

南門を抜けてさらに先に拝殿。

ちと遠いですが、このゆっくり歩いていくという過程が心の準備をするのにちょうどいいですね。

そして拝殿の後ろには畝傍山があります!

橿原神宮拝殿と大きい絵馬

大きい絵馬が印象的です。

橿原神宮本殿

橿原神宮拝殿

すごく綺麗です。こころなしか、格式の高さもうかがえる造りです。

橿原神宮拝殿

初代天皇であると伝えられる神武天皇が橿原宮で即位したという「日本書紀」の記述に基づき、明治23年(1890)に建てられました。

本殿と文華殿は重要文化財に指定されています。

御祭神は神武天皇とその皇后・媛蹈韛五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)です。

実は橿原神宮の本殿は京都御所の賢所を移築したものです。

「すごい綺麗な造りだなぁ~」って思っていたら元は京都御所の賢所!そりゃ宮大工さんの魂の結晶でしょう。

納得の美しさです。

伝統的な建築美ってこういうことを言うんですね。きっと。

橿原神宮の南側・深田池と地主神・長山稲荷社

橿原神宮/深田池

広い境内から出ると綺麗な池が隣接しています。ちょうど桜が咲き乱れている時期でした。

橿原神宮/深田池

池の周りは歩きやすくデッキで舗装されている感じです。ん~、桜がキレイ!

橿原神宮長山稲荷社

池沿いにあるのが末社。連なる鳥居をくぐり抜けていきます。

橿原神宮長山稲荷社

橿原神宮造営以前からの当地の地主神・長山稲荷社です。

せっかく橿原神宮まで来たのであればここまで参拝したいところ。

おわりに

橿原神宮/深田池

ちょうど私が参拝した日は天候にも恵まれた参拝日和で、すごく橿原神宮も壮麗で、境内も桜も池も山も綺麗でした。

まさに日本の美しさそのままに心落ち着く感じです。

さすがは橿原神宮。神武天皇もここに都を作りたいって思った理由が見え隠れします。

さて、ここまで何度も登場した神武天皇。実はすぐお隣がお墓とされている御陵なのです。

ここまできたら是非合わせて訪ねてみませんか?
次の記事ではその神武天皇陵をご紹介します。合わせて御覧ください。

 

橿原神宮

所在地:奈良県橿原市久米町934
電話:0744-22-3271
駐車場:約800台、普通車:500円
HP:http://www.kashiharajingu.or.jp/

 

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奈良
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この記事を書いた人
masayan

普段は看護師をしております。好きなものは日本史。特に古代史・平安・戦国・幕末が大好物です。都市伝説・フリーメイソンの話も大好きです。休日は寺社、城、史跡巡りを主にしております。

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コメント

  • 今日は私のBlogに立ち寄っていただきありがとうございます。masayanさんはいろんな所に出向かれているんですね。写真も奇麗だし。とても面白そうなBlogです。歴史は好きな方なので時折立ち寄らせていただきます。紀伊半島もひと月かけて自転車で走りました。橿原も行きましたが、自転車なのでゆっくりはできませんでした。それよりも、その年、奈良には二度立ち寄りましたが、二度とも結界からはじき出されました。不思議な場所です。

    • masayan より:

      Akitsu Yoshiharu様
      コメントありがとうございます。京都市内はよく自転車ででかけたものですが奈良はあまり自転車で出かけてないです。そのアクティブさ見習いたいところです。奈良もなかなか歴史深く、面白いところです。三度目の正直、是非トライしていただければと思います。今後ともひとつよろしくお願いします。

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