まだまだ続く奈良県明日香村レポートです。
「飛鳥寺」、「蘇我入鹿の首塚」と来て次に向かうのがこちら。
【飛鳥座神社(あすかにいますじんじゃ)】です。
なんでもユニークなお祭りでも有名な神社だそうです。
飛鳥座神社(あすかにいますじんじゃ)とは!?
創建の由緒は不詳であるが、『出雲國造神賀詞』に「賀夜奈流美命ノ御魂ヲ飛鳥ノ神奈備ニ坐テ皇孫命ノ近守神ト貢置」とあり、大国主神が皇室の近き守護神として、賀夜奈流美命の神霊を飛鳥の神奈備に奉斎したとある。また『日本書紀』朱鳥元年(686年)7月の条に「奉幣 於居紀伊国国懸神 飛鳥四社 住吉大社」とあり、天武天皇の病気平癒祈願のため幣帛が奉られた。『日本紀略』によれば、天長6年(829年)、神託により、現在の鳥形山へ遷座した。(遷座する前の場所については諸説ある)
寛永17年(1640年)に高取城に入った高取藩初代藩主・植村家政は、高取城の鬼門に当たる当社を深く信仰した。享保10年(1725年)に里からの火災により社殿の大半を焼失したため、天明元年(1781年)に高取藩8代藩主・植村家利により再建された。平成13年(2001年)再建から200年を経て社殿が老朽化してきたことから、吉野の丹生川上神社上社が大滝ダム建設に伴い移築するに際し、旧社殿を譲り受け再建した。
引用元: Wikipedia「飛鳥坐神社」
ということで、詳細は不明な神社のようですね。
いざ、飛鳥座神社へ
石製の重厚な鳥居です。
↑むすびの木。絵馬がたくさん結ばれています。
進むとすぐに見えてきたのが本殿・拝殿。
静けさがすがすがしさを演出してくれます。
なかなかに壮麗な造りの社です。
御祭神は事代主神、飛鳥神奈備三日女神、大物主神、高皇産霊神です。
境内の摂社も参拝します。
本殿拝殿の奥へと歩を進めます。
↑白髭社
↑境内社
↑金毘羅神社と八坂神社。
そしてその間にひっそりと存在しているのが陰陽石となります。
実は境内めちゃめちゃ多いです。遠目の写真で申し訳ないのですが、まぁ、男性器と女性器を表していましてそれを陰陽石という素晴らしいネーミングでカバーされております。
御祭神の事代主神には家内安全、商売繁盛、開運厄除などさまざまな神徳があるそうです。
その中でも特に「結びの神」として相ふさわしいものを結びつけるとされているそうで子宝、安産、縁結びの神として全国に知られているそうです。
…恐らくそのためでしょう。
境内の至る所に夫婦和合を象徴する陰陽石が祀られているのは。一見するとなんと卑猥な神社に見えてしまうこともあるとか。
↑奥の社
↑飛鳥山口神社
おんだ祭りとは
毎年2月の第1日曜日午後2時より、「おんだ祭」が行なわれます。
お祭りに先立ち、午前11時頃より、地元青年団が扮する天狗・翁・牛らが厄除け神事として、ササラ(竹の先を細かく裂いた棒)を持ち、参拝者のお尻を叩きながら、境内を暴れ周ります。
そして私なんかの話よりもしっかりとレポートしてくださっているサイトをご紹介させていただきます。
参考超奇祭!衆人環視の中天狗とお多福の子作り再現「おんだ祭」【奈良】 | 日本珍スポット100景
↑どれだけ激しくすごいお祭りなのかがわかると思います。
是非一度はこのお祭りも見てみたいものです。この平穏な神社がそのようなことになるとは…。
ギャップって大事ですね。
飛鳥座神社
所在地:奈良県高市郡明日香村飛鳥707
電話:0744-54-2071
駐車場:普通車10台(無料)
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