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伊勢神宮別宮・倭姫宮!そこは皇大神宮を創建した倭姫命を祀る社

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masayanが展開する「お伊勢参り」シリーズです。

「伊勢神宮の外宮・内宮」だけで終えるのは非常にもったいない!

ということで、別宮にも立ち寄ります。

まず、今回立ち寄るのが「倭姫宮(やまとひめのみや)」です。

古事記、日本書紀がお好きな方は倭姫かぁ、とピンとくるはずです。

参りましょう。

倭姫宮(やまとひめみや)とは!?

伊勢神宮において、内宮と外宮と合わせ別宮は荒祭宮、多賀宮、月讀宮、土宮、月夜見宮、瀧原宮、伊雑宮、風日祈宮、風宮など14宮あるが、そのうち創建が明確であるのは倭姫宮1宮のみで、1923年(大正12年)11月5日ともっとも新しい。
祭神は、日本神話で第11代垂仁天皇の第四皇女と伝えられる倭姫命である。

引用元:Wikipedia「倭姫宮」

その名のとおり、御祭神は「倭姫命(やまとひめのみこと)」です。

では、倭姫とは何者なのか?

倭姫命とは!?

第10代崇神天皇の皇女豊鍬入姫命の跡を継ぎ、天照大神の御杖代として大和国から伊賀・近江・美濃・尾張の諸国を経て伊勢の国に入り、神託により皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされる(御杖代は依代として神に仕える者の意味であるが、ここでは文字通り「杖の代わり」として遷幸を助ける意味も含まれる。ちなみに、倭姫命が伊勢神宮を創建するまでに天照大神の神体である八咫鏡を順次奉斎した場所は「元伊勢」と呼ばれる)。後に、東夷の討伐に向かう日本武尊(尊は倭姫命の甥王にあたる)に草薙剣を与えている。伊勢では、伊勢の地に薨じ、尾上御陵(おべごりょう)に埋葬されたと伝える。伊勢の地で天照大神を祀る最初の皇女で、これが制度化されて後の斎宮となった。

引用元:Wikipedia「倭姫命」

三重県の現在の伊勢神宮の場所に落ち着くまで各地を点々と巡り歩いたすごいお方です。

そして、古事記・日本書紀においては日本武尊に三種の神器である「草薙剣」を渡しています。

また、倭姫命は「斎王」でもいらっしゃいます。

斎王とは天皇に代わって伊勢神宮に仕えた皇女のことです。

参考 http://www.saiounomiya.com/saiou.html

個人的にもこの「倭姫命」は気になる存在です。

なぜ気になるのかは後でふれるとしましょう。

いざ、倭姫宮へ

↑授与所です。

↑竹と木でできた粋な感じの手水舎。

そして見えてきたのが「倭姫宮」

千木は内削ぎ。

やっぱり倭姫命ですからね。女性神であるのは明白です。

遷宮をしたばかりということもあって新しい社でした。

こちらであの倭姫命を祀っているのですね。

感動です。

おわりに

さて、この記事の上の方で「倭姫命」が気になると書きました。

それはなぜか。

日本武尊に「草薙の剣」を渡してしまう、いや、渡せる人物なのです。それって凄いことじゃないですか?

「草薙の剣」・「八尺瓊勾玉」・「八咫鏡」これらは三種の神器とされています。

皇位継承と同時に継承されています。(即位の必須条件とはされなかった場合もあり、後鳥羽天皇などは神器継承なしに即位しています。)

平家と源氏の戦においてはそれぞれが天皇に即位させたい人物のために三種の神器を取り合うような部分もありました。

それだけ価値があるものです。

しかし、倭姫命の鶴の一声で大事な「草薙の剣」を甥っ子に渡してしまうのです。

これってすごい権限じゃないですか?それをしても文句や批判を受けない人物だったということでもありませんか?

ここで浮上してくるのが倭姫命は卑弥呼説なのです。

古事記・日本書紀は神が国を生み、それから平安時代までのことをまとめた日本初の歴史書です。

しかし、この歴史書に出てこないのがみなさんご存じの「邪馬台国」と「卑弥呼」なのです。

中学の歴史の教科書に、最初の方で太字で明記されている「卑弥呼」が出てこないとはどういうことなのか。これらは三国志の魏志倭人伝に記載されています。

古事記と日本書紀においては「卑弥呼」という名前で登場していないだけじゃないのか?という推測がたつわけです。

では、記紀の登場人物で「卑弥呼」に該当する人間は誰なのか?

「倭迹迹日百襲媛命説」「倭姫命説」「神功皇后説」が有名ですかね。他にもいろんな説があります。

答えこそありませんが、歴史ロマンは溢れていますよね。

伊勢神宮、倭姫宮を参拝される際には神々しさもさることながらこういった歴史ロマンに思いをはせるのも一興かと思います。

 

倭姫宮

所在地:伊勢市楠部町5
駐車場:あり
HP:http://www.isejingu.or.jp/about/naiku/yamatohime.html

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