「平等院鳳凰堂」を出ても、まだまだ京都の「宇治巡り」は続きます。
宇治川を渡って反対側へ移動。
この日は天気にも恵まれこの美しさを堪能。
写真を撮るだけでも楽しくなってきます。
たっぷり写真撮影にも時間をかけて川を渡ります。
そして、今回ご紹介するのは宇治を代表する神社の一つです。
【宇治神社】です!!
宇治にある宇治神社。わかりやすいですね。
なんと、こちらの神社には面白い逸話があります。
それは、道に迷った際に兎に導かれ無事に目的地へたどり着くことができたとう話があるそうで、この神社のウリもその話にちなみ【見返りウサギ】さんなのだとか。
気になるところです。では、逸話も含めてこの宇治神社の魅力をご紹介させていだきます。
宇治神社(うじじんじゃ)とは
応神天皇の皇子・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)の宮居の跡と伝えられており、菟道稚郎子命の死後にその神霊を祀ったのが、宇治神社の始まりです。
応神天皇に寵愛され皇太子に立てられたものの、異母兄の大鷦鷯尊(のちの仁徳天皇)に皇位を譲るべく自殺したという美談で知られる菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)が御祭神となります。
応神天皇も仁徳天皇も大変に有名ですが、応神天皇の息子であり、仁徳天皇の弟である菟道稚郎子命は知名度としてはそんなに有名ではないかもしれません。
かくいう私もうっすら名前を聞いたことがあったような…くらいでした。すんません。これを気にしっかり勉強したいと思います。
いざ、宇治神社へ
神社入り口付近にあるのがこちら!
↑「兎楽の樹」
「兎」たちがいつでも立ち寄り、集い集まれる場所の象徴として植えられているそうです。
参道を進みます。
こちらが手水舎。
ここは珍しく兎さんから水が出ています。
可愛い!兎ファンにはたまらないです。
こちらが「桐原殿」という拝殿になります。入母屋造の渋い感じですね。
そして、拝殿・本殿へ
ようやく見えてきました。
宇治神社拝殿・本殿です。
綺麗な朱色に目立つ提灯です。美しい!
三間社流れ造り桧皮葺きの社殿で、鎌倉時代初期の造りです。
殿内中央には平安中期の「菟道稚郎子命の木造神像」が安置してあります。
もちろん、重要文化財に指定されております。
たくさんの摂末社たち
そして両サイドには摂末社がずらり。
きれいに並んでおります。
摂末社
春日社 – 祭神:建甕槌命、斎主命、天児屋根命
日吉神社 – 祭神:大山咋命
住吉神社 – 祭神:住吉三神(底筒男命、中筒男命、上筒男命)、神功皇后
廣田神社 – 祭神:蛭子命
松尾神社 – 祭神:市杵島姫命
高良神社 – 祭神:武内宿禰
伊勢両宮社 – 祭神:天照皇大神、国常立命引用元:Wikipedia「宇治神社」
この宇治神社、実は「手水舎」もそうですし、ちと写真には撮らなかったのですが「おみくじ」なんかにも『兎』が描かれています。
それもそのはず。冒頭でもふれましたがこの神社は『兎』と深い関係がり、平成の世にも語り継がれる逸話があるのです。
見返り兎(みかえりうさぎ)とは!?
宇治神社の祭神は、応神天皇の皇子・菟道稚郎子命です。
菟道稚郎子命は、河内の国からこの地に向かう途中道に迷われてしまいます。
そこで出くわした一羽の兎。なんと兎に導かれ無事に目的地へたどり着くことができました。
その時、うさぎが何度も振り返りながら先導したとの逸話が残っており、『人々の人生を道徳の正しい道へと導く神様のお使い』として神社に伝わっています。
それが由縁で神社内に「兎」が散りばめられているということですね。
また、この京都の「宇治」という地名も菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)から来ているという説もあるそうです。
宇治に遊びに来ることがあれば是非触れておきたい歴史秘話であり、参拝しておきたい神社だと思います。
宇治神社
所在地:京都府宇治市宇治山田1
電話:0774-21-3041
駐車場:35台 ¥700/日
HP:http://uji-jinja.com/index.html
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