まだまだ京都の宇治巡りは続きます。
前回の宇治神社から移動して、わりとすぐ近くにあるのが今回ご紹介させていただく神社です。
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【宇治上神社】です!!
こちらは世界遺産にも登録されている京都が誇る神社の一つです。
宇治上神社(うじがみじんじゃ)とは!?
創建年代などの起源は明らかではない。宇治上神社のすぐ近くには宇治神社があるが(位置)、宇治上神社とは二社一体の存在であった。宇治上神社の境内は『山城国風土記』に見える菟道稚郎子の離宮「桐原日桁宮」の旧跡であると伝え、両社旧称の「離宮明神」もそれに因むといわれる。宇治上神社の境内外には「天降石」や「岩神さん」と呼ばれる巨石があり、磐境信仰による創祀という説もある。
引用元:Wikipedia「宇治上神社」
明治以前は宇治上神社は「上社」・「本宮」、宇治神社は「下社」・「若宮」と呼ばれたほか、両社を合わせて「宇治離宮明神(八幡宮)」と総称されていたそうです。
ということで、対となる宇治神社は前回記事をご参照ください。
ちなみに本殿と拝殿は昭和27(1952)年に国宝に指定、平成6(1994)年には平等院と共に世界文化遺産に登録されています。
いざ、宇治上神社へ
とっても雰囲気が渋いです。
私が参拝した際はまだ修理中でして、仮本殿がありました。
拝殿は平安時代の貴族の住宅様式である「寝殿造」となっていてすごく優雅で気品が高い感じが漂ってます。
こちら、円錐状に盛られた砂。「清めの砂」です。
盛られた「清めの砂」は1年間この場所に盛られ続け、その後はお正月やお祭りの時に境内を清めるために境内にまき散らすそうです。
残念ながらの本殿工事中。布に包まれておりました。
御祭神は三柱です。
左殿に兎道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)、中殿に父親の応神天皇、右殿に兄弟の仁徳天皇が祀られています。
末社・摂社たち
そしてそのお隣にあるのが「春日神社」です。
その拝殿は高床式で通常の神社建築より天井が低く、内部は三つの部屋に分かれている。戸には蔀戸(しとみど)や舞良戸(まいらど)など、寝殿造の住居建築に使われるものが用いられているが、これはかつて菟道稚郎子が住まっていた宇治離宮の建物を移築したためであるためという説がある。宇治上神社の境内には、他にも春日神社本殿などの摂社が残っている。これは宇治上神社本殿と同じ一間社流造の神社建築であり、鎌倉後期に建造された貴重な社として重要文化財に指定されている。
右側が「香椎社」で左側が「住吉社」です。
そして、この宇治上神社にある有名な物。それがこちら…。
宇治七名水・切原水
「桐原水」名水とのことですが飲めませんのであしからず。
宇治七名水の中、現存する唯一の湧水だそうです。
そして宇治神社同様に可愛いうさぎさんがいっぱい。
おわりに
京都の世界遺産といえば人が溢れんばかりに参拝しているところや、その参拝客を囲うお土産物屋さんなどがひしめいているイメージが私の中ではあるのですが、ここはそういうことがありません。
神社の規模としても比較的小さく、世界遺産と言われなかったらそんなに意識することもないです。
もうすでに修理も終えているようですし、近々宇治に遊びに行かれる方は是非寄っていただきたい場所です。
宇治上神社
所在地:宇治市宇治山田59
電話:0774-21-4634
HP:http://www.pref.kyoto.jp/isan/ujigami.html
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