せっかく長野県の戸隠まできたのですから戸隠神社以外にも寄り道もしたいもの。
地図を見ていると面白そうなものが見つかったのでさっそく寄り道しちゃいます。
ここが長野県で2番目の面積を誇る野尻湖の琵琶島(弁天島)。
この琵琶島は、形が楽器の「琵琶」に似ているところからそう呼ばれているそうです。
非常にわかりやすいです。
「琵琶」といえば上杉謙信。
ここ、野尻湖は地図で見れば一発ですが長野県と新潟県の境目に近いところにあります。
琵琶を嗜む上杉謙信の崇敬も厚かったそうです。
そして↑の写真にもあるように野尻湖の琵琶島に建つのが今回のお目当て。
『宇賀神社』です。
宇賀神社(うがじんじゃ)とは!?
宇賀神社は天平2(730)年に行基が御神体を安置したことが創建とされ、現在に伝えられます。
御祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、大己貴神(おおなむちのかみ)。一の鳥居には勝海舟の揮毫による額が掲げられています。
さぁ、せっかくですから湖に浮かぶ神社に行きたいのですが…はてさてどうしたものか…。
どうやって琵琶島に上陸できるのだろうか…。
参考長野県 野尻湖定期船会社 大型遊覧船「雅」|運行案内 就航船
↑こちらに助けていただきました。
↑「ツインビー」という名前の遊覧船に乗りこみます。
小学生のころは「ツインビー」というゲームにハマっていたことを思い出します。
ま、関係ないんですけどね。
目指すは琵琶島の「宇賀神社」。
↑彼らという選択肢もなくはなかったのですが…。
アヒルさん達ごめんね。
↑こういうオシャレなアプローチにも憧れますが、一眼レフカメラが死んでしまうので断念します
(*´Д`)
ツインビーは琵琶島に直接アプローチするのではなく、野尻湖を周った上で最後に琵琶島に立ち寄ってくれるシステムでした。
テープで琵琶島情報が流れ、ナビしてくれています。
そして、待ちに待った瞬間です。船を寄せて停船。
はい。琵琶島へ上陸します!
いざ、宇賀神社へ
湖にある島の上にある神社なんてかっこよすぎ!
どうですか?この鳥居!待ち構えてる感すごいですよね?
鳥居の奥に吸い込まれてしまいそう。
ちなみにこの鳥居の「宇賀神社」の文字。
野尻湖を訪れた勝海舟が書いた物の、『模書』だそうで、本物は痛んでしまったので別なところに保存されています。
勝先生もいらしてたんですねぇ。
鳥居からまさに吸い込まれるように一直線。
周りが水に囲まれているからでしょうか?島の木々が美しいからでしょうか?他に参拝客がいないからでしょうか?
静けさの中に、美しさ。静寂に包まれるという表現がぴったりかもしれません。
ほどよく人気のある神社では難しいですね。参拝が難しいからこそのものですきっと。
ようやく本殿・拝殿へ到着。
御祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。
緑と水があるこの神社にはうってつけの神様ですね。
そして小さな小島にあるこの神社に似つかわしくないのが…
かっこいい狛犬さん!
このキレのあるドヤ顔系の狛犬さん。
この後、私の人生においてたくさん見ることになる「小狛犬に足を乗せる+毬に足を乗せるスタイル」の最初の狛犬さん達です。
この頃はまだ神社巡りも始めたばかりで知らなかったのですが、当時は「こんな形のものがあるんだ~」と驚いたことを覚えています。
そして双璧をなす龍までも!
迫力があります。
船が出る時間もあるため、とんぼ帰り。
おわりに
神社としてはこじんまりしている神社です。
ですが、このような素敵な環境にある神社はとても記憶に残っています。
また機会があれば行ってみたい神社の一つです。
宇賀神社
所在地:長野県上水内郡信濃町野尻琵琶島246
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