あなたは自分が死んだ後のことを考えたことがありますか?
現在では都心部でお墓不足が叫ばれていたりもします。
また、お墓があってもそれを管理できないケースも増えているんだとか…。
なぜこんな話になったのかというと、夜勤中に先輩ナースとお墓をどうするかという話になったのです。
そして、その方曰く、このお寺がオススメだということ。
大変に興味が湧いたので訪れることにしました。
そのお寺とは大阪にある「一心寺(いっしんじ)」です。
一心寺(いっしんじ)とは!?
1185年(文治元年)の春、四天王寺の別当であった慈円の要請によって、法然が四天王寺の西門の坂のほとりに、四間四面の草庵を結び、「荒陵の新別所」後に「源空庵」と称して住んだという。後白河法皇が四天王寺参詣の際に訪れて法然と共に日想観を修した。当時草庵の西は海を遠く見渡せ、極楽浄土の瑠璃の地のようであったという。1596年(慶長元年)、三河の僧侶であった本誉存牟上人が法然の旧跡であるこの地で一千日の念仏修法を行い、寺を再興した。彼の一心称名をもって寺ができたため、一心寺という名になったといわれる。
家康は、境内の坂の孤松のすがたを讃えて、「坂松山」の寺額を贈った。大坂冬の陣・大坂夏の陣では徳川家康の陣が茶臼山に隣接したこの寺に置かれている。この寺には大坂夏の陣の天王寺・岡山の戦いで最前線に立ち討ち死にした本多忠朝の墓所があるが、彼は酒を飲んでいたため冬の陣で敗退し家康に叱責され、見返そうと夏の陣で奮戦したが討ち死にし、死の間際に「戒むべきは酒なり」と言い残したといわれることから「酒封じの神」とされるようになった。今でも墓所には禁酒を誓う人がよく詣でている。引用元:Wikipedia「一心寺」
こちらには「酒封じの神」がおられるのが有名だそうです。
しかし。私の目的は別にありました。それはこれから説明します。
参りましょう。
いざ、一心寺へ
お寺とは思えないモダンな造り。
これは俗にいう、山門と仁王像になるのでしょうか…。
お寺はとても広いです。
多くの参拝客が手を合わせる仏様がいらっしゃいます。
それが「骨佛(こつぶつ)」というものです。
骨佛(こつぶつ)とは!?
一心寺は宗派を問わず、納骨をお受けしています(一部宗派を除く)。納められたご遺骨は10年分をひとまとめにしてお骨佛(遺骨で造られる阿弥陀如来像)を造立いたします。
引用元:一心寺 納骨とお骨佛
明治20年(1887年)に始まって以来、今日まで200万人以上の納骨により仏像が造立されているそうです。
10年ごとに1体ずつ開眼し、現在までに13体が作られています。
骨仏とは、納められた大勢の人の遺骨を使って布糊や土を混ぜて作られた仏像の事です。
お墓も不要で、お寺で供養もしてもらえるというのは考えようですが…ありっちゃありですね。
↑本多忠朝のお墓です。
縁結地蔵尊
↑縁結地蔵尊
天王寺七坂スタンプラリーなるものもあります。
せっかく一心寺に行ったのなら縁結びもチェックしてください。
おわりに
冒頭の先輩ナースと話をした件ですが、何が一心寺でオススメなのか。
それは「自分の遺骨はここに納めれば墓はいらない。」というもの。
「無駄に手入れもいらん。定期的にお坊さんがお経も唱えてくれる。家族にはお盆の時期に大阪に遊びにきてもらって手を合わせてもらった後は、大阪で美味しいものを食べて帰ってもらえれば十分でしょう。」
そんな結論に至りました。
残す家族の迷惑にはなりたくない…。
そう思うとmasayan的にも一心寺は理想的です。将来、自分がなるかもしれないお骨佛。
下見がてらチェックさせていただきました。やっぱり、いろいろ考えると…「あり」ですね。
一心寺
所在地:大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69
電話:06-6771-0444
HP:http://www.isshinji.or.jp/index.html
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