続いて向かったのがこちら。
埼玉県の秩父市にある【宝登山神社】です。
こちらは秩父三社の一社とされる社です。ちなみに秩父三社とは「三峯神社」・「秩父神社」そして、こちらの「宝登山神社」のことです。
宝登山というだけあって、奥宮は山の頂上にあるそうです。
埼玉県の秩父郡長瀞町に1900年以上もの間、鎮座する由緒ある神社です。
本殿の美しい造りは特に見どころで、美しい自然の中でさらに際立つ様は毎年100万人の参拝者が訪れるほどだそうです。
では、秩父でも大人気の宝登山神社にさっそく参りましょう。
宝登山神社(ほどさんじんじゃ)とは!?
社伝によれば、景行天皇41年(111年)、天皇の皇子・日本武尊による東征の際、尊が遥拝しようと山頂に向っていると巨犬が出てきて道案内をした。その途中、東北方より猛火の燃えて来るのに遭い、尊の進むことも退くこともできない状態になってしまった。すると巨犬が猛然と火中に跳入り火を消し止め、尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。尊は巨犬に大いに感謝したところ、忽然と姿を消した。このことから「火止山」の名が起き、のちに「宝登山」となったという。また巨犬は大山祇神の神犬であった事を知り、防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭した。これが当社の起源であるとされる。
引用元:Wikipedia「宝登山神社」
ということです。
秩父三社の「三峯神社」では眷属が狼であったのはこういった経緯があったからなんですね。納得。
合わせて読みたい 日本武尊(ヤマトタケルノミコト)銅像~三峯神社と狼の繋がり~
宝登山神社、いざ参る。
鳥居をくぐり、手水舎で清め、いざ、石段を登ります。
石段を登り切るとそこにはお顔が濃い目のチャーミングな狛犬様がお待ちかねです。
玉乗りタイプ。
子持ちタイプです。
絢爛豪華な宝登山神社・本殿/拝殿
遠目に見てもなかなかの迫力です。
柱に龍が絡みつくこの躍動感!
本殿は「唐破風権現造り」です。
元々は明治初期に社殿は建てられていたそうですが、2010年に「御鎮座1900年事業」として136年ぶりとなる社殿改修工事が行われました。
そのため現在は創建当時の姿に復元され美しい社が拝めます。
色合いも美しく、艶やかです。
御祭神は神日本磐余彦尊 (神武天皇)、大山祗神、火産霊神です。
拝殿を過ぎ、時計回りで一周します。
日本武尊みそぎの泉!それは「玉の泉」
ちなみに、投げ銭禁止の張り紙がありますのであしからず。
正面からでは上手く撮れなかったため、これはちょうど反対側からの写真になります。
↑こんな感じ。
この泉であのヤマトタケルが身を清めたのか~!っとヤマトタケルファンとしては感慨深いです。
周りにはまだまだいろいろあります。こちらは長瀞町招魂社。
↑こちらは藤谷淵神社です。
日本武尊社
↑御祭神は日本武尊です。
天満天神社
御祭神は菅原道真公です。
そして少し離れたところには赤い幟が導いてくれました。
宝玉稲荷神社
↑御祭神は倉稲魂命です。
おわりに
こうして宝登山神社を一周しました。なかなかに濃厚な神社です。
美しい社もさることながら、日本武尊にまつわる神社がここにもあったのかと私はテンションが上がってしまいました。
やはり秩父の神社には日本武尊が必要なようですね。
神話でも大活躍の日本武尊。今でも秩父の神社では祀り語られる人物なんです。
是非、秩父に遊びにいらっしゃる際は日本武尊の神話も楽しんでいただけたら幸いです。
宝登山神社
所在地:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
電話:0494-66-0084
駐車場:あり
HP:http://www.hodosan-jinja.or.jp/
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