まだまだ京都の寺社巡りは終わりませんよ。前回の下賀茂神社の続きと参りましょう。
京都御所のすぐ近くにこの神社があります。
護王神社です。
私がこの神社を見つけたときは、「あ、あの和気清麻呂の神社だ!」ってことで少し興奮しました。
以前、鹿児島で訪れた和気神社のことです。
また京都でお目にかかれるとは。これも何かの縁かもしれませんと感じてしまいました。
「足・腰にご利益のある神社」としても有名です。
腰痛が職業病となる看護師の私。ここにあやかりたい気持ち満載です(*´∀`)
そして、狛犬ならぬ、狛猪がいる神社としても有名だったりもします。
そんなレアでご利益のある神社をご紹介します。
では、参りましょう。
護王神社(ごおうじんじゃ)とは!?
護王神社は、和気氏の創建による高雄神護寺境内に作られた、和気清麻呂を祀った廟(護王善神堂)に始まる。正確な創建の年代は不詳である。
和気清麻呂と姉の広虫は、宇佐八幡宮神託事件の際に流刑に処せられながらも皇統を守った。孝明天皇はその功績を讃え、嘉永4年(1851年)、和気清麻呂に護王大明神の神号と正一位という最高位の神階を授けた。明治7年(1874年)、護王善神堂を神社として護王神社に改称し、別格官幣社に列格した。明治19年(1886年)、明治天皇の勅命により京都御苑蛤御門前付近にあった公家の中院家の邸宅跡(現在地)に遷座された。
大正4年(1915年)、大正天皇の即位の際に広虫が合祀された。広虫が孤児救済事業で知られることから、当社は子育明神と呼ばれるようになった。引用元:Wikipedia「護王神社」
↑という事です。説明にあるように御祭神は和気清麻呂と和気広虫姫命です。
和気清麻呂(わききよまろ)とは!?
733-799 奈良-平安時代前期の公卿(くぎょう)。
天平(てんぴょう)5年生まれ。和気乎麻呂(おまろ)の子。姉に和気広虫(ひろむし)。神護景雲(じんごけいうん)3年道鏡が皇位をのぞんだとき,宇佐八幡宮の神託をうけてこれを阻止した。そのため名を別部穢麻呂(わけべの-きたなまろ)とかえられ,大隅(おおすみ)(鹿児島県)に流された。光仁(こうにん)天皇の即位で召還され,のち桓武(かんむ)天皇にもつかえた。造宮大夫として平安遷都につくす。従三位,民部卿。延暦(えんりゃく)18年2月21日死去。67歳。備前(岡山県)藤野郡出身。引用元:コトバンク
また、和気清麻呂については道鏡の話も重要になってくるのですが、それは和気神社の際にお話しをまとめているのでそちらをご参考していただければ幸いです。
合わせて読みたい 和気神社には狛猪!十円札に描かれた英雄「和気清麻呂」を祀る社
和気清麻呂といえば猪なのですが、その話も↑の和気神社のところで触れています。
興味があれば合わせてご覧ください。では参りましょう。
いざ、護王神社へ
入り口から猪さんがお出迎え。
何をかくそう、和気清麻呂と言えば「猪」。
菅原道真と言えば牛くらいの感じですね。
門をくぐり中へ進みます。
境内はとても広いです。
中に入っても猪さん。
手水舎も猪さん。
そして、こちらが拝殿です。
護王神社は足腰の病気や怪我の回復にご利益があると言われ、多くの参拝客が訪れています。
さらに猪関連の物が展示されてます。
いのししコレクション。本当に猪だらけです。
そして御祭神の和気清麻呂さん。
凛々しいお姿です。
おわりに
恥ずかしながら、歴史を勉強するまで知らなかった和気清麻呂さん。
鹿児島で和気神社に行ってから知った形だったので、京都で再開できるとは夢にも思っていませんでした。
これも何かの縁なのかな。
職業柄、腰を痛めやすいため京都に来るたびに参拝しようかと思います。
護王神社
所在地:京都府京都市 上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
電話:075-441-5458
HP:http://www.gooujinja.or.jp/
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