さぁ、いよいよ元伊勢三社の最期を飾るのが今回訪れる【天岩戸神社】です。
前回の記事はこちら 元伊勢内宮・皇大神社は神々しい!そこは京都に残る元伊勢伝承地
元伊勢皇大神社から矢印に従って進みます。
途中にあるのが「日室ヶ嶽遥拝所」です。
夏至のタイミングでこの遥拝所から見ると、この山頂に太陽が沈むそうです。
この位置からの冬至の日ノ出のライン上には伊勢神宮があるとか。
そして、しばらく歩くと見えてきました。
ついにこの下に目的地があるようです。参りましょう。
元伊勢・天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)とは!?
岩戸神社の記
偉大な祖神である天照大御神は速須佐之男命の 乱暴な行いに堪え忍んでおられたがとうとう我慢しきれずに天の岩戸に閉じ籠りになられた。
それでこの世の中は真暗くなってしまい悪い事ばかりが連続して起こり拾収がつかな くなってしまったので 八百万神々は天安河 原に集まられ相談された。
そこで天の岩戸の前で長鳴鳥を鳴かせ 真榊の木に勾玉を飾り御神鏡をかかげ 御幣 を持ち神饌物を捧げて 賑やかに歌い踊り音楽し祝詞を申し上げた。
この時尊い天照大御神は外の様子を不思 議に思われ天の岩戸を細めに開いて見られ たので 御神鏡をさし出し申した。畏い天照 大御神はますます変だと思われすこし天の岩 戸から出られたところをお引出し申したので 世の中は明るくなり救われたのである。
さてこの由緒ある御神鏡が神宝と信じられ救世平和神とされている引用元:境内説明版
由緒
当天の岩戸神社は 往昔地神の元始 神天照大神籠居ましし霊地にして 真名井ヶ原・真名井ヶ池・楽の堂・ 産盥・産釜・神楽岩・御座石・ 鶏鳴岩・鱒池・鮎返りの滝等の地名 旧蹟あり 殊に産盥の霊水は平常満 水することなく或は減水することな く且つ腐水することかってなく此の 霊水は旱魃の際其の霊水の少許を水 上に注ぐ時は如何なる旱魃時と雖も 神雨不思議に降り来り庶民安偖の胸 を撫するにより往昔より今に至るも 尚其の慣例絶へざるなり。引用元:境内説明版
↑なんか由緒の方はよくわからないですね。
いろいろ調べてみたのですが由緒に関しての詳細はよくわかりませんでした。
いざ、天岩戸神社へ
外宮、内宮と違って鳥居は普通に石ですね。
鳥居をくぐり、進むとそこには水の流れる音が…。
…なんかすごいことになってそうな予感プンプンです。
なんじゃこりゃー!!っていうところに建つ社
何もそんなところに建てやんでも…。そういいたくなるくらいの社。
少し見えにくいですが、社から岩肌に鎖がありまして。
鎖を手で持ちながら、伝って急斜面を登っていきます。
そして到着。
なかなかにハードな岩山でした。
御祭神:櫛御毛奴命
または、櫛岩窓戸命・豊岩窓戸命の2神とも言われているそうです。
登った社の真ん前からの景色。
↑この社で祀られている神様は毎日この風景を眺めておられるのでしょうか。
この上なく美しい。
再度鎖を手に取り下へ降ります。
川の方から側面へアプローチ。改めて、ものすごく、すんごいところに建てられていると実感します。
美しい緑に川の流れ。水の音もさりげなく耳から癒してくれます。
そんなところに無理して建てなくても…と言いたくなるところですが、ここじゃないといけない理由もあったのかもしれません。
おわりに
こうして参拝を終えました。
写真撮りまくりでだいぶ時間をかけてしまいました。
そうなるのも必然だったかな。ご覧のように霧につつまれた最初だったのですが、あっというまに太陽の光がいい感じに差し込んでくれました。
非常に楽しかったなぁ~元伊勢三社。
今回の元伊勢シリーズが気になった方は是非、元伊勢参りをしてみてはいかがでしょうか。
なかなか見ごたえバッチリです。三社を巡って完結する素敵なところでした。
天岩戸神社
所在地: 京都府福知山市大江町佛性寺字日浦ケ嶽206
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