前回訪れた、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の聖地ともされる埼玉県は秩父市の「秩父橋」をみに行きました。
続いて向かったのはこちらのお寺です。
定林寺です。
こちらも秩父にあるお寺としてよりも、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で登場するお寺としての方が知られているかと思います。
とてつもない再現力で描かれているゆえ、見覚えがある方も多いかもしれませんね。
では、参りましょう。
定林寺とは!?
秩父札所十七番 実正山定林寺(じょうりんじ)。
札所三十二番法性寺の寺宝で「長享二年(1488年・室町時代)秩父札所番付」では、定林寺が札所一番で秩父札所は三十三ヶ所であったと記されているそうです。
江戸時代後期に現在の場所に移されたとのこと。
御本尊は十一面観世音菩薩です。
いざ、定林寺へ
お寺の入り口はこんな感じ。
表の石段の前にはお地蔵様が並びます。
↑銅鐘
埼玉県が指定する有形文化財に指定されています。
そして石段を登り本堂へ
こ、これは見覚えがある!
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」という作品が好きな人なら思うことではないでしょうか。
もちろん、忠実に描かれているからそう感じるわけですが、実際に訪れてみて見覚えがあるとう感覚はまさに「デジャブ」に近いです。
なんといってもこの定林寺のマスコットキャラ?とも言えるこの小坊主さん。
作中でも登場されておりました。
リアル…というかそのまんまですね。初めて会うのに初めてじゃない気がする。
側面から後面へ。
そして、納経所はこんな感じ。
「あの花」グッズ全面押しです。
もはや寺は侵食されているような感じ。参拝客は本当にファンの方が聖地巡礼として参拝されているようでした。
もちろん、俺もその中の一人か…。否定はできませんし、むしろそうですね。
せっかく秩父にきたのなら、あの作品の聖地に寄ってみるか。そういう人もおられるはず。
おわりに
実はこの定林寺に限らず、埼玉県の秩父市はアニメの力を使っての町おこしに力を入れた結果なんだとか。
アニメや漫画のファンが実際にモデルになった地へ出かける旅行を「アニメツーリズム」とも呼ばれているそうです。
調べてみるまで私は知りませんでした。
実は同じ埼玉県の久喜市にある鷲宮神社もアニメの作品に登場し聖地巡礼としてアニメツーリズムで脚光を浴びました。
経済効果は22億円にもなったとか。
参考アニメの力で地域に若者を呼び込む ~観光都市・秩父の挑戦~
寺社巡りが好きな方の中にはこういう形を望まない方もおられるとは思います。
私も寺社巡りが大好きな人間の端くれとして思うこともあります。ですが、やはり世界遺産クラスの寺社とは違う、参拝客が少ないようなところは修繕費などどうやって工面するのかなと心配になるところもあるのが現実。
いろいろな形があってもいいんじゃないかというのが私の考えです。
寺社の楽しみ方は一つではなく十人十色。人それぞれの楽しみ方があって然るべきかと。
埼玉の秩父にはこういうお寺もありますので機会があれば是非参拝してみてください。
定林寺
所在地:埼玉県秩父市桜木町21−3
電話:0494-22-6857
HP:駐車場あり
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