まだまだ嵐山散策は続きます。
以前、当ブログでも触れたことがあるのですが、masayan(@masayan382)は「平清盛さん」が大好きなのです。
京都に住んだのも、「清盛さん巡りがしたかったから」といっても過言ではないくらいです。
そして、今回なぜ、この「京都・嵐山」シリーズが展開されているのかというと、ここに「清盛さんゆかりの地」があるからなのです。
【祇王寺(ぎおうじ)】です。
こちらは平家物語にも登場する由緒あるお寺であり、清盛さんゆかりの地です。
ですが、「とあるもの」が美しいと評判のお寺でもあるのです。
では参りましょう。
祇王寺(ぎおうじ)とは!?
元々は浄土宗の僧・良鎮が創建した往生院の跡を引き継いで今日に至る。また、『平家物語』には平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王と仏御前が出家のため入寺したとしても知られている。
その後往生院は衰退をたどり、明治時代の初期に一時廃寺となるが、嵯峨大覚寺の支配を受け真言宗に改宗し、1905年(明治38年)に富岡鉄斎らの尽力もあって復興を遂げた。引用元:Wikipedia「祇王寺」
そうなんです。
平清盛が寵愛した「祇王」と「仏御前」が入寺したとして、清盛ファンには有名です。
合わせて読みたい 来迎寺とは経が島の築造に貢献した松王丸の菩提を弔う築島寺
では、話を戻して、この祇王寺。一度は行ってみたいとずっと思っておりました。
こうして訪れる日が来るなんて…既に感無量です。
いざ、祇王寺へ
私が訪れたときはまだ緑がまぶしい時期でした。
苔が美しい…。
緑の美しさに影がおりなすコントラスト。
まさに自然が生み出す美しさそのものです。
苔の美しさに足元ばかり見ていると、見落としてしまう上の美しさ。
天気がいい日にこれたのも手伝って素晴らしい景色に魅せられてしまいました。
苔好きにはたまらん苔の絨毯です。
宝筐印塔
そして、忘れちゃいけない見どころがこちら。
左側が祇王、妓女、母・刀自の墓です。
そして右側が平清盛供養塔になります。
あまりお寺という感じがしない祇王寺。竹林と楓に囲まれたつつましやかな草庵という方が的確かもしれません。
「祇王寺」は往生院祇王寺と号する真言宗のお寺です。
寺伝によると、平安時代に、法然上人の弟子である念仏房良鎮が往生院を開創しました。
そして後に「祇王寺」と呼ばれるようになったと伝えられます。
平家物語によれば、祇王は、平清盛に仕えた白拍子でしたが、仏御前の出現により清盛の心が離れてしまったので、母刀自(とじ)、妹祇女と共に出家し、ここに移り住んだそうです。
その後、仏御前も加わり、念仏三昧の余生を送ったと伝えられています。
この話は平家物語の第一巻「祇王」にも記されています。
おわりに
実は京都に住んでみて、京都をまわって、一番キレイだなって思ったのは、間違いなく祇王寺でした。
あんまり人に教えたくないくらいに。人も少なかったし、写真を撮ってて楽しかったし。
入り口でスタッフの方にもうかがったのですが、祇王寺は季節によって違う顔をみせてくれるそうで、「四季に合わせて遊びにきてください」とのお言葉を頂戴しました。
雪景色
これが冬場の美しい雪景色!
祇王寺の冬景色です。
境内はこの冬初めての積雪ですっかり真っ白になりましたよ。https://t.co/urykeDDUGa pic.twitter.com/jTYcScND3s— 祇王寺 (@giouji_kyoto) 2014年12月18日
紅葉
こちらが赤く染まった紅葉の時期です。
今日の祇王寺です。
紅葉の絨毯が見頃を迎えましたよ!https://t.co/HbrrlzwkSr pic.twitter.com/lgnCbpPHkn— 祇王寺 (@giouji_kyoto) 2014年11月28日
あぁ、もっといろんなタイミングで行ってみたかった祇王寺。
是非、カメラを持って行ってみてください。激しくオススメです。
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祇王寺
所在地:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32
電話:075-861-3574
HP:http://www.giouji.or.jp/
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