京都のお茶と言えば『宇治茶』が有名ですね。
実は京都の宇治はお茶だけでなく、歴史深い町なのです。
そんな京都の宇治を今回は訪ねました。
宇治に行ったからには立ち寄りたいのがこちら。
【平等院鳳凰堂】です。
参りましょう。
平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)とは!?
平等院(びょうどういん)は、京都府宇治市にある藤原氏ゆかりの寺院。平安時代後期・11世紀の建築、仏像、絵画、庭園などを今日に伝え、「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されている。山号を朝日山と称する。宗派は17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、現在は特定の宗派に属さない単立の仏教寺院となっている。本尊は阿弥陀如来、開基は藤原頼通、開山は明尊である。
引用元:Wikipedia「平等院」
平安時代にその名をはせた藤原氏ゆかりの寺院です。
我々になじみが深いところで言えば、10円玉の裏側に描かれているのが平等院・鳳凰堂です。
私がたまたま訪れた日は落成式でした。
個人的には静かな平日が好きなのですが、仕事が休日の日に足を運んでみたらこんなイベントとぶつかってしまいました。無念。
いざ、平等院・鳳凰堂へ
初めての平等院・鳳凰堂!それはそれは壮麗なものでした。
京都南郊の宇治の地は、『源氏物語』の「宇治十帖」の舞台であり、平安時代初期から貴族の別荘が営まれていた。現在の平等院の地は、9世紀末頃、光源氏のモデルともいわれる左大臣で嵯峨源氏の源融が営んだ別荘だったものが宇多天皇に渡り、天皇の孫である源重信を経て長徳4年(998年)、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」となったものである。道長は万寿4年(1027年)に没し、その子の関白・藤原頼通は永承7年(1052年)、宇治殿を寺院に改めた。これが平等院の始まりである。
引用元:Wikipedia「平等院」
元々は「氏の長者・藤原道長の別荘」だったとは!
息子・頼通が寺院に改めたということですが、これを造ってしまうのですからすごい金と権力を持っていたのでしょうね。
ちなみに、平等院鳳凰堂は天喜元年(1053年)に建立された阿弥陀堂のことです。
「鳳凰堂」の呼称は後世のもので、平安時代の記録では「阿弥陀堂」あるいは単に「御堂」と呼ばれていました。
江戸時代には「鳳凰堂」の呼称があったということです。
上記にあるように、『平等院鳳凰堂』は本来、阿弥陀如来を安置する「阿弥陀堂」なのですが、なぜ「鳳凰堂」と呼ばれるようになったのか。
それは、「建物全体が鳳凰が羽を広げたような形であり、屋根に銅製の鳳凰があるから」ということで「鳳凰堂」と呼ばれるようになったそうです。
2014年10月1日、2年あまりをかけた修理が終わり当時の色で修理・再現された平等院鳳凰堂。
なんとも美しく壮麗な仕上がりです。
法要のため中に入ることはできませんでした。スーツを着た方々、腕にワッペンを付けた取材陣のカメラマン、その場でPCへ写真を転送しカタカタと打ち込む男性。
なんの下調べもせず、『今日休みだし平等院鳳凰堂でも行ってみるか…』と軽いノリで来てしまったことを悔やむばかり。ちゃんと参拝するのは次回にします。
『阿弥陀如来像』『雲中供養菩薩像』『14面九品来迎図』の国宝が堂内にあるそうです。
今回は拝見すること叶わず。
そして今回の修理で復活した金色の鳳凰!
あれ…この形…どこかで…。
はい。そうです。こちらの鳳凰は一万円札に描かれているものと同じです。
実は十円玉だけではないのです!
日本三名鐘の1つ
そしてせっかく平等院鳳凰堂に足を運んだのなら寄っていただきたいのがこちらの鐘楼!
日本三名鐘の1つにあげられているそうです。
平等院ミュージアム鳳翔館もありますので是非チェックしてください!
おわりに
なかなかの迫力!現代に蘇った平等院鳳凰堂は確かに凄い迫力でした!
十円玉、一万円札と日常で使うお金にも潜んでいる親しみのある世界遺産。
この美しさを堪能しに足を運んでみてはいかがでしょうか?
平等院鳳凰堂
所在地:京都府宇治市宇治蓮華116
電話:0774-21-2861
HP:http://www.byodoin.or.jp/ja/index.html
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