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心が燃え尽きた看護師が自分探しの旅の果てに見つけた答え

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結婚式のスピーチ

こんばんは。masayan(@masayan382)です。

昨年、結婚式をした際に友人代表でスピーチをお願いした先輩からいただいた言葉がずっと引っかかっていました。

その言葉は「masayanは関西に自分探しの旅に出て〜」といった言葉でした。

とりつくろうわけではありません。他の友人からも似たような言葉をいただきました。

すごく違和感を感じていましたが、他人から見たらそうなのかもしれないなとも思います。
個人的にはそうでもないと言いたいのですが。

しかし、その俗に言う「自分探し」の結果、見出した「答え」というものがあります。

今回は一年半、東京を離れ、京都、奈良へと関西圏へ旅立って見つけた答えについてお話できればと思います。

masayanが関西に出た成り行き

関西イメージ

まずは、これ。私が関西に出たケース。
6年東京の病院で看護師として勤務していたのですが、念願だった救命センターで救命看護師として学びたかったこと、習得したしたかったスキルを学ぶことができました。

しかし、それらを習得したあとに問題が起きました。

燃え尽き症候群です。目的を達成してしまったので次に何をしたらいいのかわからなくなりました。目標を失いました。

また、新人教育の仕方についてだいぶ壁とぶつかりました。うまく行かなかったですね。また職場の人間関係についても悩むことが多くなりました。

私が関西に出た理由

  1. 派遣看護師の給料が良かった。
  2. 休みの日は全て京都、奈良、大阪の寺社巡りに費やせる。
  3. 短期間での病院等の施設巡回により自分が新たに目指したいところの材料としたい。
  4. 恋人、妻探し。
  5. 高額給料を貯蓄に回し、結婚資金としたい。
  6. 救命センターで消耗したので休みたい。ゆっくり働きたい。

だいたいこんな感じですね。コレが関西に自分探しの旅に出ることで全て達成されます。

まさに一石六鳥。やるしかないです。

「自分探し」で見えた景色

旅スタイル

期間は一年半と決めました。あんまりだらだらしていても目的が達成できそうになかったので。

東京の職場を辞めて半年はだらだらしてしまいましたし。

合わせて2年。これで次のステップへ移行できたらと考えていました。

京都、奈良の病院で働いていてみて感じたこと。それは東京の病院のやり方が正解とは限らないということでした。京都は一般外科病棟、奈良では慢性期病棟で務めさせていただきました。

そこには救命センターとは違う世界があって、正直最初はこんなもんでいいの?
ゆるすぎない?もっとちゃんと働こうよって感じでした。

「ぬるま湯」というと語弊があるかもしれませんが働くペースを落として、緊張感を緩めて働いてみると勤務後の疲労感や神経の摩耗度が段違いでした。

最初はゆるすぎる感じに違和感がありましたが、仕事がいい意味でゆるくなることで今までは見えなかった他のスタッフのいいところも悪いところもよく見えるようになりました。

もっというと、私は何も周りが見えていなかったんだということがよくわかりました

救命で働いているときは、患者さんの急変を恐れ、仕事の取りこぼしを恐れ、機械のアラーム対応に追われ、いつ鳴るかわからないホットライン(救急車の受け入れ要請)に怯え勤務時間を過ごしていました。

スタッフとも談笑していましたが、奈良のスタッフとの談笑は心から楽しかったなと今でも思い出します。

京都の病院では、東京の救命センターほど緊張感も危機感もない職場のくせにひたすら人間関係が悪く、その場にいないスタッフを罵る奴らが多く人間関係が悪いというレベルを超えていました。

おかげで前の職場って人間関係全然良かったんだなと気づくことができました

関東の人間なんでね、ちびまる子ちゃん以来でしたよ、「いけず」という単語を聞いたのは。

ある種、貴重な経験をさせていただきました。おかげであんまし京都の病院の記憶が残ってないんです。

京都の寺社仏閣はよく覚えているんですけどね。

自分は京都よりも「奈良派」ということも関西留学してよくわかった答えでもあります。

関西留学をして見出した答え

答え

この記事のタイトルから言えば、「自分探しの答え」になるのですが、私が見出した答えは「どこに行こうと答えはない。自分の中に答えがある」というものでした。

少しクサいセリフすぎてアレですが。

私の場合でいうと、私が望む環境・勤務形態・方針・人間関係の職場は存在しないということ。

急性期と慢性期の病院では収益が変わるので忙しい病院であれば給料はいいし、ゆっくりした病院では給料が安い。

また、忙しければ人間関係は悪くなるし、ゆるければ人間関係が良い傾向がある。忙しい病院では疲れるし、ゆるい病院では暇を持て余すことになる…とか。

まさに、名作漫画・「鋼の錬金術師」の言葉を借りると、「等価交換の法則」そのままです。
何かを得るにはそれに見合った代価が必要である。」ということ。

私は代価を払わずに、「忙しくなくて、給料が良くて、疲れなくて、人間関係が良くて、仕事に達成感がある職場」を求めていたのですが、それは存在しないということを知ることになりました。

前の職場にいただけではそんなものは存在しないということがわからなかったことでしょう。

「井の中の蛙」とはよく言ったものです。現実を知ることができました。

そして、自分はどこに進むべきかも見えてきました。

それは、救命センター以外に合う病棟はないということ。一般病棟は自分の性に合わないということ。

しかし、身体の老化に合わせて、これからもずっと救命という職場では体がついてこなくなるということ。

だからこれからは「自分のスキルアップを求めた職場ではなく、他人のために働くようにするべきだ」という結論に至りました。

20代は闇雲に勉強して、働いてきたものですから新人指導なんて合わないと思ってました。実際やってみたときもうまく行かなかったのですが。

しかし、奈良の病院では見るに見かねて指導とは呼べないレベルで物事を言うわせてもらう機会がありました。

結果は私の教え方がイマイチな事もあり、実らなかったかな~と思うのですが、思っていたよりは指導って楽しいなと思えたのです。嫌な思いをさせてしまった奈良のスタッフの皆さんには申し訳なかったのですが。

東京で働いているときは指導なんて楽しいとは思いもしませんでした。新たな発見でした。

終わりに

自分探しの旅で見えたのは、既に自分の心と体が発したメッセージを受け取るべきだったということ。

自分とちゃんと向き合うべきだということ

そして、どこを探しても自分の求める職場は無いということ。無いなら作ればよい。目指す職場にしていければいいいんじゃないかと目が覚めました。

実行するかどうかは別ですけど、目指したい新しい目標というものは生まれました。

これは、自分自身と向き合わないときづけなかった答えだと思います。

私の友人には仕事を辞めて海外留学した人、世界一周旅行に出る人がちらほらいたので羨ましくも思ったのですが、世界だろうと関西だろうと一緒だったんじゃないかと思います。

どこを探しても答えなんてないんです。

答えは自分の中にあるものじゃないでしょうか。

大事なのは自分と向き合えるかどうか。

自分から逃げて、世の中を探しても「答え」はありません。
自分から逃げて、精神科の薬を飲んだからって「答え」は降ってきません。

「答え」は己の中にある。

私は、心が燃え尽きたあの日、自分の心と体が放つメッセージと向き合わなかったら今頃どうなっていたのだろうか…。考えるだけでぞっとします。

勇気を出して、環境を変えたからこそ無事に今日という日を迎えられているんだなと思います。

まずは自分との対話から始めてみませんか?対話してみると、見たくもなかったところに自分が求めていた答えが転がっているかもしれませんよ。

 

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