神社に欠かせないものとして、脳裏をよぎるのは「鳥居」です。
鳥居から先にある空間は聖域であるという目印という意味合いもあり、参道の途中にいくつも連なっていると鳥居をくぐるたびに身が引き締まります。
神社めぐりをしていると、神社そのもの以外にも注目したい部分が出てきます。
狛犬さんにもいろいろな形があるのですが、この神社は特に「鳥居」に注目されていることが多いです。
ご紹介します。
茨城県屈指にパワースポット。【大洗磯先神社(おおあらいいそさきじんじゃ)】です。
どうですかこの鳥居。すごいところにあります。もはやくぐることも難しいくらいですね。
朝、日の出はここから登るそうで、鳥居と朝日の絶景が楽しめる写真スポットとしてもすごく有名です。
そして、昨今のインスタグラムブームに乗り、「インスタ映え」するとしてまた、注目の的になっているそうです。
鳥居の撮影は最後にまわすとして先に神社を参拝します。
いざ、大洗磯前神社
超巨大な鳥居が参道の前に建っています。
高さ15.6メートル、幅22.42メートルもあるそうです。
茨城県の東部、太平洋に面した岬の丘上に鎮座する。那珂川対岸のひたちなか市にある酒列磯前神社と深い関係にあると言われ、2社で1つの信仰を形成している。
中世には戦乱で荒廃するが、近世になって水戸藩主の徳川光圀・綱條により再興した。本殿・拝殿・随神門が茨城県・大洗町の文化財に指定されているほか、海岸に立つ鳥居で有名である。
水戸黄門で有名な光圀さんが再興した神社が現在も健在なんです。
これはこれで楽しみです。
↑清良神社
↑神池
石段を登り進みます。
立派な随神門が待ち構えています。
美しも凛々しい拝殿。
御祭神:大己貴命 配祀神:少彦名命
『文徳実録』によると、文徳天皇の斉衡3年(856)12月29日に常陸国鹿島郡大洗磯前に御祭神大己貴命・少彦名命が御降臨になりました。里人の一人に神がかりして、「我は大奈母知、少比古奈命なり。昔此の国を造り訖へて、去りて東海に往きけり。今民を済わんが為、亦帰り来たれり」と託宣され、ここに当社が創建されました。
大洗磯前神社案内より
当時は幾度も地震が発生し多くの人々が動揺し、国内が乱れていました。
大己貴命と少彦名命はこうした混乱を鎮め、人々を苦しみから救う為に降臨されたと伝わります。
やはり徳川家の再興。いささか派手な造りがそれらしいです。
この茅葺屋根が美しい仕上がりです。
摂社
↑大神宮・静神社・水天宮
↑八幡宮・水神社・大杉神社
↑御祭神が大己貴命ですから、大黒天が祀られてるのも自然な流れなのかな。
↑『ガールズ&パンツァー』略して「ガルパン」
茨城県東茨城郡大洗町が舞台となっており、聖地化されています。
御祭神が大己貴命ですから、日本神話の因幡の白うさぎの話が絵馬にも描かれています。
そして、「神磯の鳥居(かみいそのとりい)」
大洗磯前神社の前にある海の中に建つ神々しい鳥居です。
本来は朝日がここから見える光景が凄いとのことでしたが、私が訪れた際は夕刻となってしまいました。
それでも大変に美しい。
水戸黄門こと徳川光圀公が当神社を参拝した時にこの景観を称えました。
「あらいその岩にくだけて散る月を 一つになしてかへる月かな」と詠まれてたそうです。
是非、神が降臨したこの美しい景色を実際に訪れてその眼に焼きつけてください!
大洗磯先神社
所在地 |
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890 |
---|---|
電話番号 | 029-267-2637 |
駐車場 | あり |
HP | http://oarai-isosakijinja.or.jp/ |
コメント