ようやく到着したのが京都の嵐山です。
日本屈指の観光スポットとして名高い京都の中でもさらに有名な観光スポットです。
その中でも光ってる素晴らしい神社をご紹介します。
【野宮神社】です。
嵐山でも有名なこの神社。知ってる人も知らない人も改めてこの神社のことを知ってもらえたらと思います。
では、参りましょう。
野宮神社(のみやじんじゃ)とは!?
豊鍬入姫命を端とした伊勢神宮に奉仕する斎王が伊勢に向う前に潔斎をした「野宮」に由来する神社であると伝えられる。
天皇が代替わりすると、未婚の皇女・女王(平均12~13才、最年少2才、最年長で28才)の中より新たな斎王が卜定され、宮中の初斎院で一年間、そして嵯峨野の清らかな場所を選び造営された野宮に入り約一年間潔斎した後に斎宮寮(現在の三重県多気郡明和町)に向かい伊勢神宮での神事に臨んだ。
その時の行列を「斎王群行」といい、平成10(1998)年より毎年10月の例祭において氏子を中心に「斎宮行列」としてその様子を再現している。
野宮の場所は毎回異なっていたが、嵯峨天皇の代の仁子内親王のときから現在の野宮神社の鎮座地に野宮が作られるようになった。
斎王の制度は南北朝時代、後醍醐天皇の代の祥子内親王を最後に廃絶し、その後は天照大神を祀る神社として存続していたが、度重なる戦乱の中で衰退した。引用元:Wikipedia「野宮神社」
当ブログにおいての「斎王」の出現率が非常に高いですね。
ですが、それだけ歴史に絡んでくるくらい重要なお方と言っても過言ではないということ。
↑よろしければ合わせてご覧ください。
いざ、野宮神社へ
よくよく見ると、この野宮神社の鳥居って「木」でできているんです。
しかもナチュラルな感じの。すごくかっこいいんです。
いろんな神社の鳥居をくぐってきましたが、こいつはとても特殊な感じです。
それもそのはず、「日本一の黒木鳥居」と書いてありました
黒木鳥居とは樹皮のついたままの鳥居のことで鳥居の形式としては極めて原始的日本最古のものであります。当社は従来より鳥居の用材に「くぬき」を使用して三年毎に立替をしてきましたが近時鳥居に適するくぬきが入手困難となって参りました。そこでなんとか昔の面影を残したいと考えておりました処幸いにも香川県高松市の日本興業株式会社より自然木の鳥居の寄進をうけこのたび建立の運びとなりました。
この「くぬき」は仝社が徳島県剣山(一九五五米)の山麓より切り出し防腐加工を施し、奉製をされたものです。
また鳥居の両袖の小柴垣は「くらもじ」を用い源氏物語を始め謡曲、和歌、俳句などにも表された黒木の鳥居と小柴垣の遺風を残したものであります。平成五年四月大安吉日
嵯峨野の宮 野々宮神社
とのこと。この樹皮つきの鳥居は確かにレアです。
がんばってこの最古のスタイルを維持しようしてくれていることがありがたいですねぇ。
ちなみにですが鳥居自体は最近の再建されたものです。
野宮神社の黒木鳥居はくぬぎ材を使用し、表面を樹脂処理して劣化を防いでるそうです。
神社好きの方は是非、この素晴らしい鳥居を噛みしめてくぐってもらえれば幸いです。
そして目に入るのが「神石(亀石)」
祈りをこめてなでると一年以内に願いが叶うそうです。
写真では見切れてますが左側には縁結びの野宮大黒天を祀っている兼ね合い、若い女性たちが必死になでていました。
拝殿・本殿へ
御祭神は野宮大神(天照皇大神)です。
任命された新しい「斎王」は伊勢神宮の奉仕につく前段階として、身を清めるために「野宮」に移り3年の時を過ごしたあと伊勢へと向かわれたそうです。
身を清めるための場所。
つまりはそれだけ「神聖な場所」だということですね。
鳥居の先には境内社があります。
そしてこれが見どころ、野宮神社の苔庭。
あぁ、美しい。苔好きにはたまらん感じです。
御祭神は白福稲荷大明神。子宝安産、商売繁盛のご利益があるそうです。
そして隣には、交通安全、財運向上の大山弁財天さんもいらっしゃいます。
美しい境内を見ながらここまで来ないともったいないくらいです。
是非、境内の奥まで進みましょう!
そして「京都・嵐山」といえば、美しい竹林
あぁ、すごく京都っぽい!キレイだな~。
いくら写真を撮っていても飽きませんね。いいなぁ~京都。
嵐山にきたら押さえておきたいスポットです。
野宮神社
所在地: 京都府京都市 右京区嵯峨野宮町1
電話:75-871-1972
駐車場:なし
HP:http://www.nonomiya.com/
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