全力レポート中の奈良県明日香村シリーズです。今回も歴史豊富なところをレポートします。
前回の「石舞台古墳」を後にして、次に向かうのはこちら。
【飛鳥寺】です。
飛鳥時代の代表的なお寺の一つです。
現在の奈良県は明日香村の看板ともいうべき存在かもしれません。
飛鳥寺(あすかでら)とは!?
飛鳥寺とは596年蘇我馬子が発願して創建された日本最古のお寺。
寺名を法興寺、元興寺、飛鳥寺、で現在は安居院と呼ばれています。奈良市にある元興寺は平城遷都と共にこのお寺が移されたものです。
近年の発掘調査では、東西200m、南北300m、金堂と回廊がめぐらされた大寺院であったことが判明しています。
現在は江戸時代に再建した講堂(元金堂)のみを残しています。
いざ、飛鳥寺へ
素晴らしいたたずまいです。
境内にも美しさと清々しさがあります。
お寺といえばやっぱり鐘です。
幾度となく突かれた鐘が神社にはない威厳を漂わせます。
飛鳥寺の目玉はなんといっても「飛鳥大仏」
ではさっそく中へ。
大きく飛鳥大佛の文字。
阿弥陀如来もおられます。
そして待ちに待ちわびた大仏様とのご対面。
こちらが、かの有名な【飛鳥大仏】です!!
日本最古の仏像・飛鳥大仏(あすかだいぶつ)とは!?
飛鳥大仏は火災によって大きく破損し、頭部と右手指の一部のみが創建当時のままとされています。
飛鳥寺配布の「飛鳥寺」によると、推古天皇17年(609)に鞍作鳥(止利仏師)によって、高さ3mで、当時銅15t、黄金30kgを用いて造られたとのこと。
この飛鳥大仏は、西暦605年に日本最古の金銅丈六釈迦如来像として発願され、609年に開眼されてます。
ちなみに、東大寺の奈良の大仏の開眼が752年です。
ということは…「東大寺の大仏様」よりも飛鳥大仏は100歳以上も先輩なのです。
それどころか、年代のわかる現存の仏像では日本最古のものと言われているそうです。
実は「東大寺の大仏様」よりも先輩の飛鳥大仏様。
奈良のお寺ではレアな写真OKの懐の広さも兼ねそろえます。
その上、日本最古の仏像とされながらも至近距離まで近づける親近感。
まさに仏様ですね。お会いできて光栄の極みです。
この日本最古の仏像とされる飛鳥大仏の特徴として、次のものがあります。
それは「手の指と指の間には水鳥の足のようにひだがついていて繋がっている」というもの。
これは「何人たりとも、もらさず救い上げる」という仏の教え表しているとのこと。
なんと素晴らしい飛鳥大仏様。
奈良の明日香村まで足をのばせる方は飛鳥寺まで考慮されてはいかがでしょうか?
とっても素敵な大仏様がお待ちですよ。
この後は飛鳥寺からすぐそこにある「蘇我入鹿の首塚」を歩いてたずねます。是非、飛鳥寺と合わせてチェックしてください♪
飛鳥寺
所在地:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥682
電話:0744-54-2126
駐車場:あり
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