せっかく日光東照宮まで足を伸ばしたのであればそのまま寄っていただきたい寺社があります。
それが日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)です。
二荒山神社の境内は東照宮、輪王寺の境内とともに「日光山内」として国の史跡に指定され、「日光の社寺」として世界遺産に登録されているのです。
日光二荒山(にっこうふたらさん)神社とは!?
標高2486メートルの霊峰「男体山(二荒山)」をご神体としし、二荒山神社は古来より修験道の霊場として崇敬されてきました。
江戸時代になり幕府によって日光東照宮等が造営されると二荒山神社も重要視され、現在の世界遺産・重要文化財指定の主な社殿が造営されました。
なお、二荒山は男体山の古称で、観世音菩薩(ぼさつ)の住む「補陀落山(ふだらくせん)」が語源とされ、後に弘法大師空海がこの地を訪れた際に「二荒」を「にこう」と読み、「日光」の字を当てこの地の名前にしたとする説もあるそうです。
いざ、日光二荒山神社へ
立派な鳥居をくぐり境内へ。
中はとっても広大でした。
夫婦円満の御神木・夫婦杉も立派です。
なかなかの迫力の狛犬さんです。
二荒山神社拝殿
御祭神は二荒山大神。
大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命の親子3神を祀ります。
現在の本社や社殿は江戸幕府の2代将軍徳川秀忠の発願により建てられたもので、1999年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
由緒正しき社でございます。
摂社・末社など見どころ
日枝神社
こちらは日枝神社。
神輿舎
神輿三基を収めております。金色に輝く神輿。すごい迫力でした!
唐銅燈籠・化燈籠
なんと侍が切りつけた刀傷があるそうです。
寄って見てみると。。。確かに。
江戸時代に、日光山を夜間警護した奉行所の侍が灯籠に灯された明かりを亡霊の炎と勘違いし、日本刀で切りつけたそうな。
それってたんなるビビリ侍の暴挙では。。。と個人的には思うところ。
しかし、灯籠に付いた刀傷は、70ヶ所以上あるのは、灯籠を灯すと、周囲のものが2重に見えたり、灯籠そのものが様々な姿に変化したともいわれ、幻覚を生む灯籠と恐れられたため、何度も切りつけられたと伝えられているそうです。
大黒殿と円石
こちらが大黒殿。
そして、その前にあるのが円石(まるいし)
『石を撫でることによって、気持ちが落ち着き、心までも丸くなる』という意味だそうです。
朋友神社
学問・知恵の神様である少名彦名命を祀ります。大黒様の盟友と考えれば朋友神社となるのも自然な流れでしょうか。
ちょい低めの鳥居がまた体が小さかった少名彦名命とリンクしますね。かわいい鳥居です。
この社の賽銭箱のところに個人的にツボった箇所があります。
拡大するとこちら。
めっちゃ小さい二宮金次郎蔵。
知恵の神にはピッタリかつサイズ感が合ってますね。粋な計らいです。
知恵の水、若水、酒の泉
日光の名水として知られている湧き水です。
日光連山遥拝所
こちらが日光連山を表現されているようです。
良縁ハート投げ
ハートの祈願木片に願い事を書いて投げます。
投げたハートが柱に近れば良いご縁に恵まれるとか。
とにかくハートだらけ。
御神木胎内めぐり
なんと樹齢約550年の大きな御神木です。ご利益はありそうです。
おわりに
実はみどころたくさんの二荒山神社。
バラエティに富んだところが魅力だったりもします。
東照宮とは違った二荒山神社も合わせてお立ち寄りください。
二荒山神社
所在地 | 〒321-1431 栃木県日光市山内2307 |
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電話番号 | 0288540535 |
HP | http://www.futarasan.jp/ |
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