京都に住んでいるときの話です。地元で仲良い先輩がわざわざ京都に遊びに来てくれました。
せっかくだから「大人の修学旅行」をしようと計画。
であれば、あそこに行くしかない!
ということで、京都が紅く染まった紅葉の時期に混み合うことも覚悟の上で行ってきました。
京都の名所中の名所!【金閣寺】です。
金閣寺とは!?
鹿苑寺(ろくおんじ)は、京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺。建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築である舎利殿は金閣(きんかく)、舎利殿を含めた寺院全体は金閣寺(きんかくじ)として知られる。相国寺の山外塔頭寺院である。
寺名は開基(創設者)である室町幕府3代将軍足利義満の法号・鹿苑院殿にちなむ。山号は北山(ほくざん)。寺紋は五七桐。義満の北山山荘をその死後に寺としたものである。舎利殿は室町時代前期の北山文化を代表する建築であったが、昭和25年(1950年)に放火により焼失し、昭和30年(1955年)に再建された。平成6年(1994年)にユネスコの世界遺産(文化遺産)「古都京都の文化財」の構成資産に登録されている。引用元:Wikipedia「鹿苑寺」
金色の楼閣は「鹿苑寺」。
それは知らなかったなぁ~。てっきり金閣寺なんだと思ってました。
現在の金閣は、明治37年から39年の解体修理の際に作成された旧建物の詳細な図面や写真・古文書・焼損材等の資料をもとに、復元・再建されたものです。
1年8ヶ月、当時の総工費約7億4千万円を投じて「昭和大修復」が行われました。
漆の塗り替えや金箔の貼り替え、天井画の復元等の修復工事が行われてます。
大変に大規模な修復作業だったそうですが、そのおかげで現在でも拝めることができます。ありがたいです。
そんなMasayanの中学校の修学旅行は京都でもちろん金閣寺に来ました。
中学生以来の金閣寺。大人になってもワクワクしたことを覚えています。
いざ、金閣寺へ
紅葉の時期だったこともあり、広い庭園の木々が紅く染まっていました。
「世界遺産 金閣 鹿苑寺」わかりやすいです。
どこを切り取っても美しい。そりゃ名所にもなりますわ!
ようやく舎利殿(金閣)へ
鏡湖池(きょうこち)をはじめとする庭園がまた美しい。
池の周りを紅く染める葉が緑と金色にアクセントを加えます。
中学生の頃は「金色だ!すげぇ!」くらいにしか思わなかったんですけどね。
大人にもなると周りとのバランスや歴史的背景なんかも多少は見えてくるもんで見え方が違うもんですね。
山ほど写真を撮ったあとは徐々に接近!
金閣の2層と3層は漆の上から純金の箔が張ってあり、屋根は椹の薄い板を何枚も重ねたこけら葺だそうです。
てっぺんには金色の鳳凰が輝いています。
1層は寝殿造で法水院、2層は武家造で潮音洞、3層は中国風の禅宗仏殿造で究竟頂とよばれ、三つの様式を見事に調和させた室町時代を代表する建築物です。
庭園にこそ趣がある
舎利殿こそ目立ってますが、それ以外の庭園にだって美しさがあります。
池も木々も美しいのです。
↑銀河泉
足利義満がお茶の水に使ったと伝えられる泉です。
↑龍門の滝
厳下水の横にある「龍門の滝」は、滝の下に鯉に見立てた鯉魚石が置かれています。
鯉が滝をのぼりきると龍になるという、中国の故事「登竜門」からきているそうです。
紅葉の時期だからこその美しさもありました。
おわりに
室町幕府三代将軍・足利義満が公卿から別荘をが譲り受け、「北山殿」と呼ばれる大規模な邸宅を造営したのが始まりとされるのがここ、金閣寺です。
義満の死後、遺言により「北山殿」は舎利殿(金閣)を残して解体され禅寺となります。
禅寺の名前は義満の法名「鹿苑院殿」から二字をとって「鹿苑寺(ろくおんじ)」と名付けられました。
京都の名所に恥じない歴史と美しさ。学生の修学旅行で学生がこの良さを理解することは難しい気もします。
しかし、それでも、わからなくても、学生の当時訪れていたことで大人になったときに感じる感動と自分の成長を実感することができました。
私と同じように修学旅行以来、金閣寺に行ってないなぁ~なんて方は是非とも大人になった価値観とともに訪れてみてはいかがでしょう?
新たな発見があると思いますよ。
金閣寺
所在地:京都府京都市北区金閣寺町1
電話:075-461-0013
駐車場:あり
HP:http://www.shokoku-ji.jp/k_access.html
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