今回は今まであまり取り上げることのなかった東京の神社をご紹介します。
なんせ関西圏の寺社ばかりを紹介してきた当ブログ。最近は関東圏の寺社もちらほら記事化していますが、首都・東京の寺社はほとんど手付かずでしたがここから少し東京シリーズも始めます。
今回満を持して取り上げるのが、「東京の重心に鎮座する」ということから「東京のへそ」とも言われている、知る人ぞ知る東京の聖地です。
「大宮八幡宮(おおみやはちまんぐう)」です。
東京都内の神社の広さランキングでは1位・明治神宮、2位・靖国神社に次ぐ、堂々の3位(約15,000坪)!に輝きます。
何より「子育て・安産に御利益がある」とされ、とても人気の神社です。
そして、噂によるといっとき話題ともなった「小さなおじさん(妖精?)」に出会える神社とか…。
では、参りましょう。
大宮八幡神社(おおみやはちまんじんじゃ)とは!?
現在大宮八幡宮がある一帯は大宮遺跡とされ、東京都内で初めて方形周溝墓が発掘された地としても知られる。ここから、この神社の鎮座以前からこの一帯が聖なる地とされてきたと推測される。
前九年の役のとき、この乱を鎮めよとの勅命をうけた鎮守府将軍・源頼義は、奥州に向かう途中、武蔵国にて空に八条の白雲が棚引いているのを見たとされる。
これを源氏の白旗が翻ったかのように見た頼義は「これは八幡大神の御守護のしるしである」と喜びこれを吉兆とし、乱を鎮めた暁には必ずこの地に神社を構えることを誓って、武運を祈り出陣したという。
頼義は、乱を平定した後の康平6年(1063年)に、八条の白雲を見た地に石清水八幡宮の分霊を祀り、神社を創建したとされる。
貞治元年12月17日(1363年1月10日)の記録によると地元の阿佐ヶ谷氏は熊野権現の檀那であり、大宮八幡宮の住僧は先達だったと推定される。
天正19年(1591年)に徳川家康から社領30石を寄進された。また、結城秀康の夫人である清涼院により、社殿が造営された。江戸時代の敷地は境内を除いて60,000坪におよび、境内末社7社の他、2町離れた堀之内に別当寺の大宮寺があった。
明治維新後、35,000坪が押収された。
昭和56年(1981年)、それまでの「大宮八幡神社」を改めて「大宮八幡宮」とした。
引用元:Wikipedia「大宮八幡宮」
源頼義の子である八幡太郎義家公も後三年の役のあと、父にならい大宮八幡宮の社殿を修築し、境内に千本の若松の苗を植えたと伝えられています。
明治維新で35000坪も押収されてもその広大さは変わらないというのがすごいところですね。
では、続きと参りましょう。
いざ、大宮八幡宮へ
一の鳥居からくぐっていきます。
こちらは柱の径90cm・高さ8mの大鳥居です。
ここから社に向かって250m程の石畳の参道が続きます。
手水舎で清めていざ参拝。竹でできているというのが渋い。
私が参拝したときはちょうど七夕が迫っていたときでした。
平安の七夕『乞巧奠』と平成の七夕『乞巧潜り神事』は7月1日〜15日で毎年行われているようです。
神門をくぐり拝殿・本殿へ
七夕の短冊だらけ仕様のご神紋をくぐります。
こちら拝殿・本殿です。
なんとも重厚感のある社殿です。
御祭神は「応神天皇」、「仲哀天皇」、「神功皇后」です。
俗に言う「八幡三神」です。
応神天皇は母・神功皇后の胎内にいる時から御神威を発揮されていたとして、「胎中天皇」とたたえられることもあったそうで、こうした親子三神の固い絆から縁結び・安産・子育ての信仰があります。
「神功皇后伝説」を知らない方は是非、こちらの記事を御覧ください。
↑まぁ、上の話をしてしまうと仲裁天皇はどうなるの?ってことにもなりますがそこは歴史ロマンということで。
ここは「東京のへそ」
ご存知ですか?ここは「東京のへそ」ってことを。
「へそ」といえば「へその緒」です。子育て厄除けにはもってこいの神社ですね。
男銀杏と女銀杏
子育てに必要なのは仲の良いご両親とも言えるでしょう。
それらを象徴はこちらの仲睦まじい夫婦銀杏なのかもしれません。
源義家公の手植松跡
そして「源平」好きにはたまらないものがこちらです。
創健者の子、八幡太郎義家公植えたといわれている松。
当時の巨松は残念ながら枯損して、今はその遺株に二代目の松が植えられています。
大宮八幡神社の摂社・末社
大宮稲荷神社・大宮三宝荒神社・白山神社
大宮稲荷神社は衣食住の神として信仰され、特に当宮と姉妹友好神社の宮城県・竹駒神社が合祀されています。毎年、初午祭に氏子・崇敬者より朱幟が奉納されます。
大宮三宝荒神社はい竈の神、私どもの生活守護の神として崇敬も篤く、歳末には「大宮三宝荒神」様の神礼を多くの方々にお受け頂いております。
白山神社の御祭神は白山比咩神(菊理媛)で五穀豊穣、生業繁栄、開運招福のご神徳があります。
〜境内案内板より〜
若宮八幡神社・白幡宮・御嶽榛名神社
若宮八幡神社は八幡神(応神天皇)の御子神の仁徳天皇がお祀りされていますが若宮は別宮でもあり、八幡大神の荒神魂をお祀りしているとも云われます。
白幡宮は当宮を創建された源頼義公とその子の八幡太郎義家公のご神霊がお祀りされております。
御嶽榛名神社は当身や氏子内の嶽榛名講の人々によって崇敬されてきたお社です。
〜境内案内板より〜
共生の木
2つの異なる木が1本の幹で結ばれ、助け合いながら生き続けている姿は、まさに共生!
この共生(国際協調、宗教協力、相互扶助、夫婦和合など)を示唆しているが大宮八幡宮のご神木です。
神輿庫
奉安されている神輿は32基だそうです。
大宮天満宮
御祭神は学問の神様菅原道真公です。
力石
力石は、江戸時代の頃より、氏子や近村の若者達が当宮に集い力競べの神事をする為に奉納されるもので「担石」又は「磐持石」とも呼ばれています。
こちらの力石は明治・大正時代に奉納されたもので現在重さ27貫(101キログラム)から最大50貫(187キログラム)までの力石14個があります。
赤門(北神門)
赤門(北神門)は元々正門で御鎮座九百年に現在の位置に移築されました。
とてもきれいな朱色の美しい門です。
幸福撫でがえる石
どなた様も幸福が得られるから「幸せ撫でがえる石」。
このコーナーはその名の通り「カエル」だらけ。
そして↑が幸せ撫でがえる石です。
確かにかえるっぽい形をしております。
実はこの絵馬がすごい量でして、みなさん撫でていかれたってことですかね。
御神水 多摩清水之社
大宮八幡宮境内の多摩清水社からは御神水が湧き出ているとのこと。
多摩清水乃社(たましみずのやしろ)(水神様)
例祭(多摩清水祭)8月1日(水の日)
延命長寿・厄除開運の泉
御神水(波動水)
水は生きる上で最も大切なもの、
常に敬神と感謝の念をもって御神水をお受けになり、
ご神徳を戴かれますようお祈り致します。〜境内案内板より〜
ご神水は、ペットボトル3本まで持ち帰る事も出来ます。参拝されている方はみなさん持ち帰られてました。
ちなみに、「延命祈願水・多摩乃大宮水」というお水を授与することもできます。
おわりに
さっすが「東京のへそ」大宮八幡宮です。見どころもたくさん、ボリューム満点。本当n東京のパワースポットなんだなぁと感じることができました。
実は緑も豊富な境内は歩いて参拝しているだけで清々しい気持ちになれる癒やしスポットです。
私が参拝している際は噂の妖精「小さなおじさん」と遭遇することはできませんでしたが、妖精がいてもおかしくないくらいの聖地であると言われても納得できるものかと思います。
なぜ、今回この大宮八幡宮を参拝していたのかといいますと、当ブログではお世話になっているMr.都市伝説・関暁夫さんもおすすめのスポットだったからです。
東京の中心=ゼロ。0=円(縁)
ここを訪れたのもなにかの「縁」だったのかもしれません。あなたがこの記事を読んだのもこの記事に惹きつけられる「縁」によるもの。これを機に是非参拝されてみてはいかがでしょうか?
もっと読みたい都市伝説 日ユ同祖論!旧約聖書の失われた10支族は日本に渡来していたのか
あれ?坂本龍馬は?倒幕を画策していたのはグラバーだったりして
グラストンベリー・トーとは英国のレイライン上に建つパワースポット
大宮八幡神社
所在地 |
〒168-0061 東京都杉並区大宮2丁目3−1 |
---|---|
電話番号 | 03-3311-0105 |
駐車場 | あり |
HP | https://www.ohmiya-hachimangu.or.jp/ |
コメント