続いて向かったのが…。
ではなく、実は前回の成田山新勝寺の番外編的に記事を分けて書きます。
というのも、ご覧の通り、新勝寺の記事がすんごく長くなってしまったのと、今回紹介したいのが境内にある神社だったのと、なかなかに見応えもあったので分けました。
今回ご紹介させてもらうのがこちら。
【出世開運稲荷神社(しゅっせかいうんいなりじんじゃ)】です。
ではさっそく参りましょう。
出世開運稲荷神社(しゅっせかいうんいなりじんじゃ)とは!?
成田山出世稲荷大明神由来
ここにお祀りしてある御本尊は佐倉城主稲葉丹後守より宝永年中に当山に寄進せられ尊像で古来出世稲荷大明神と称せられて居ります。御稲荷様の御本体は倉稲魂神(うたのみたまのかみ)と申し五穀のみのりと一切の食物を守護る。施福の神として尊ばれて居ります。その昔弘法大師が嵯峨天皇より東寺を賜りし時この明神が翁の姿を現わし色々有難い教えを垂れられましたので東寺の鎮守とて 祭られてから大いに盛んになったのであります。
奉納者 東京神田岩本町 鳥居欽次郎
御祭神は倉稲魂神です。
では参りましょう。
いざ、出世開運稲荷神社へ
さっそく石鳥居をくぐり進みます。
なんという色彩の美しさ、トンネルのようでした。
拝殿・本殿
こちらが拝殿です。
こちらが社務所。
みなさん、社務所に寄ってから参拝されます。
そして、注目すべき事柄が。
そう、お供え物に「油揚げ」です。
↑お供えの「油揚げが200円で売っています。
なんとも稲荷神社らしいお供え物。数多くの稲荷神社にも参拝してきましたが「油揚げ」がお供えされているのは初めてみたかもしれません。
ちなみに御本尊は、江戸時代に成田山を篤く信仰した佐倉藩主・稲葉丹後守が 寄進された御尊像で、「出世開運稲荷」と称されています。
火難消除・開運招福・商売繁昌のご利益があると伝えられています。
おわりに
稲荷神社といえば眷属は狐さま。
狐が好む食べ物といえば「おあげ」ですね。
それが堂々とお供えされている出世開運稲荷神社。とっても特徴的な神社なので成田山新勝寺へお越しの際はぜひとも合わせてご参拝していただければと思います。
そしてここでちょっとした小話をひとつ。
この油揚げを用いた食べ物の呼称として「しのだ」と呼ばれることがあるのはご存知ですか?
陰陽師として有名な安倍晴明の母が白狐だったという伝説があり、それにちなんだ稲荷神社が大阪にあります。そこで「しのだ」の小話もしていますので興味がある方はぜひ合わせて御覧ください。
成田山出世稲荷大明神
所在地 |
千葉県成田市成田1番地 |
---|---|
電話番号 | 0476-22-2111(代表) |
駐車場 | あり |
HP | https://www.naritasan.or.jp/ |
コメント