続いて向かったのが鎌倉の観光スポットとしても有名な神社です。
「銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)」です。
名前は聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
「この神社の湧き水でお金を洗うと、それが何倍にも増える」と信じられるようになり、多くの参拝者が絶えない金運アップのご利益があるとされる鎌倉屈指のパワースポットです。
なんといってもこちらの神社は「鎌倉時代の初頭、巳年巳の月(旧暦4月)巳の日に、源頼朝が夢の中で「西北の仙境に湧き出している水をくんで神仏を供養すれば天下が平和になる」と言うお告げを授かり、そのお告げに従いこの地の岸壁に湧く霊水を見つけます。
そして、そこに祠を建てて「宇賀神」を祀ったのが始まりとされています。
そうです。あの、鎌倉幕府で有名な源頼朝が創建した神社なのです。
では、さっそく参りましょう。
銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)とは!?
鎌倉銭洗弁財天宇賀福神社御由緒
鎌倉駅の西方、佐助ヶ谷の奥にある銭洗弁財天は、その霊顕あらたかなることを以って、広く世に 知られています。 鎌倉幕府の始祖源頼朝公(一一四七~一一九九)は、平家を討伐して治承七年(一一八三)幕府を樹 立しましたが、永い戦乱によって国民の生活は苦しくなっていました。これを憂いた頼朝公は、人々 の苦しみを取り除こうとして、神仏の加護を願って、日夜お祈りを捧げたのです。そのうち、文治元 年(一一八五)の巳の月の巳の日に不思議なことが起こりました。
一人の老人が頼朝公の夢枕に現われて、「ここから西方の方向に仙境があり、きれいな泉が岩の間 から湧き出しています。そこは清浄な地で福の神が住んでいて、その水を使っています。この水こそ は真の神の霊水なのです。この水を絶えず使って、神仏をまつれば、人々は自然に信仰心を起こし、 悪鬼や邪鬼も退散して、国内はすぐに平穏に治まります。私こそは隠里(かくれさと)の主である宇 賀福です。」というとその姿を消しました。目を覚した頼朝公は、心から宇賀神を敬い、夢のお告げ の通りに西北の谷に泉を見つけました。そこに岩窟を掘らせ、宇賀神をまつり、その水を使って神仏 の供養を続けると国中は静かになり、人々は富み栄えるようになり、これがここの起りだといわれて います。
その後、正嘉元年(一二五七)巳の年の仲秋に、時の執権北条時頼公は、頼朝公の信心を受け継い で、隠里の福神を信仰しました。その時、公は「辛巳(かのとみ)」「なる」「かねの日」がすべて の人々に福徳が授けられる日だと調べ、この日に人々が参詣することをすすめたということです。 また、この時弁財天を信仰する者が、持っている金銭をこの水で洗い清めると同時に心身を清めて行 いを慎しめば、不浄の塵垢が消えて、清浄の福銭になるといい率先して持っている金銭を洗って一家 繁昌、子孫長久を祈りました。以来七百余年銭洗井は鎌倉五名水の一つとしても天下に聞こえ、 四季の参詣者は絶える事はありません。
-境内由緒書より-
とのことです。
源頼朝が夢の中で受けたお告げに従って見つけた霊泉に祠をたてたのが全ての始まりです。
その後、鎌倉時代の中期、同じく巳年の正嘉元年に、北条時頼がこの霊水で銭を洗い一族繁栄を祈ったのが、「銭洗」の始まりだと伝えられています。
そして今もその話が生き続けているというのが「銭洗弁財天宇賀福神社」なんです。
いざ、「銭洗弁財天」へ!
冒頭の鳥居をくぐると、それは暗いトンネルでした。
出口に向かって歩き続けると…。
連なる木製の鳥居。そして目の前に広がるのが…。
参拝客で溢れた境内でした。
さっそく参拝
社務所で100円を払い、「ザル、線香、ろうそく」をいただきます。
そして本宮でしっかりお参りをします。
御祭神は市杵島姫命。
日本神話に登場する女神で、宗像三女神の一柱です。水の神としても有名なので、こちらの神社に祀られているのも納得です。
奥宮で銭洗い
本宮となりに奥宮はあります。
そして当然、中は人でいっぱいでした。
みなザルにお金をのせて霊泉の水で洗い清めています。
ちなみに奥にも社があります。
御祭神は宇賀神です。
ちょっと写真は明るくなってしまっていますが、もう少し実際は暗めです。
硬化の場合はいいですが、お札を洗う場合にはタオルの準備をしてくださいね。
さて、洗ったお金の使い方ですが、やはり世のため人のために使った方がよさそうですよね。
積極的経済って言うんですかね?
洗い清めたお金を大事に持っておくよりも、世の中に還元して日本の経済が回るようにしたいなと私は思います。
まぁ、お金の使い方は自由だと思いますが。
摂社・末社
境内にはまだ社があります。
七福神社
こちらではその名の通り七福神を祀っています。
下之水神宮(しものみずじんぐう)
上之水神宮(かみのみずじんぐう)
上之水神宮と下之水神宮では共に水の神である水波売神(みずはのめのかみ)を祀っています。
おわりに
やはり金運アップのご利益が望める神社って人気ですw
神社好きな私が言うのもなんですが、みんな下心丸見え感があります。
人間だからこそ、その下心もわかります。なので、「下心が下心で終わらないよう」心がけたいものです。
「洗い清めたお金で何するん?」
…ってところまで神様に見られている気がするのは私だけではないはず。
ということで、このお金でモノを買ったお釣りは寄付にまわしました。
さて、銭洗弁財天を参拝したらここも参拝したいと思います。
佐助稲荷神社です。こちらも源頼朝ゆかりの神社です。
ということで、次回へ続きます。
銭洗弁財天宇賀福神社
所在地:神奈川県鎌倉市佐助2丁目25−1
電話:0467-25-1081
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