燃えつき症候群って聞いたことありますか?
こんばんは。masayan(@masayan382)です。
その名の通り、燃えつきてしまって無気力になってしまう病気です。
診断を受けたわけではないですが、自分は燃えつき症候群だったんじゃないかと思ってます。
なりたくて病気になる人はあまりいないと思います。なので、なってしまったケースがほとんどかと思います。
そこで今日は病気になってしまった人間のケースの話をしようかと思います。
今日はそんなお話。
燃え尽き症候群とは!?
燃え尽き症候群(もえつきしょうこうぐん、英: Burnout)は、一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した結果が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満。慢性的で絶え間ないストレスが持続すると、意欲を無くし、社会的に機能しなくなってしまう症状。一種の心因性(反応性)うつ病とも説明される。
極度のストレスがかかる職種や、一定の期間に過度の緊張とストレスの下に置かれた場合に発生することが多いと言われている。
↑私の場合はこれです。このままです。
救命センター勤務で燃え尽きた
比較的、完璧主義者気質のmasayanでした。
また、救命センターという医療ドラマの舞台になるような緊張感漂う現場で、毎日神経をすり減らしながら毎日仕事をしていました。
ミスをすれば患者は死に、医者には怒鳴られ、先輩に怒られ、師長に呼び出されて怒られる。絶対に仕事はノーミスで。それが絶対条件でした。
ミスをするわけにはいかない。そのために必要なものは正しい知識と正しい技術。
それらを習得するために、休みの日は基本教科書を読んだり、自らお金を払ってセミナーや講習会に参加していました。
ずっと目指していた東京DMAT
資格も取って、研修を受け、念願の東京DMATに登録されました。
医師、看護師、救急救命士、事務官から構成され、災害や事故の際にいち早く現場に駆けつけ、救急医療を提供する災害派遣医療チームです。
そしたら、急にやる気がなくなってしまったのです。これから、私は何をしたらいいんだろう?
そんなことばかりが頭から離れなくなりました。
東京DMATに登録はされたものの、出動要請がなかったことも要因のひとつかもしれません。
日々モチベーションは下がる一方でした。
仕事中も冷めた態度だったと思います。仕事こそミスはなくともそっけない感じで、ルーチンワークのようにこなしていたんだとおもいます。
…。思いますというのは、正直その頃どうやって仕事をしていたかあんまり覚えていないです。
休みの日は何をしたらいいのかわからない。でも、今までみたいに勉強はもうやる気がしない。なんか、廃人のように成り果てました。
まさに、燃え尽きた矢吹ジョーです。
困ったのは友人たちのようでして。元気はないけど、仕事はちゃんとやりよる。当時「元気ないね」としか声がかけられなかったそうです。
いっそ、倒れこんでしまえればもっとやりようもあったんでしょうけどね。
中途半端な元気さがアプローチを難しくさせたようです。
枯れた心を癒した趣味
ちょうどこの頃でした。歴史とカメラに出会ったのは。新しいものへの没頭。それが明日への活力となって行きました。
この辺はみんながみんなこうすれば良いというものではないです。
何か心から楽しめるものに出会えたかどうかが大きいと思います。
環境を変えて視点も変える
煮詰まっている状況下ではなかなか名案というのは浮かばないもの。
仕事と関係ない趣味に没頭してる間にいい考えも出てくるもんです。
私の場合は、ばつっと職場を変えて、いろんなところを見て、自分が次に進む場所を模索しようという決断に至りました。
だって、何日も、何週間も、何ヵ月も悩んでたって答えがでないんです。
それだけの期間悩んでみつけた答えが、「今、見える景色から答えがある場所は見つからない」という結論でした。
もう、「やりたいことをやりきった救命センターに私の居場所はない」と受け入れました。
地球からは月の裏側は見えないもの。見えない月の裏側にやきもきするなら見に行けばいい。見えるところに行けばいい。
そんな単純な答えにすらたどり着くのにどれだけの時間を費やしたのだろう。
今、そう感じるのは冷静になれたから。
目の前が真っ暗な当時は難しいものがありました。
おわりに
完璧主義者や、責任感が強い人は燃えつきやすいともいいます。
燃えてしまったものは取り返しがつきません。燃やす前に戻すことは叶わないでしょう。
その場に残っていたってそこにあるのは燃えカスだけかもしれません。
まだ燃やせるのなら燃やしてみるのもいいかもしれません。
私は「違う燃やせるもの」を見つけに行くことにして、「新しく燃やせるもの」にたどり着きました。
同じように苦しんでいる方がこの記事を読んでくれたのなら言いたいことは一つ。
無理して燃やそうとしなくてもいいんじゃないでしょうか?
少し離れてみてもいいんじゃないでしょうか?
同じ場所からは同じ景色しか見えないと思います。
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