日本人に限らず、現在では外国からの旅行客も多い「京都」。
今回は京都でも屈指の有名スポットであるこちらの神社をご紹介させていただきます。
「貴船神社(きふねじんじゃ)」です。
神社としても、パワースポットとしても、美しい写真スポットとしても有名な「貴船神社」です。
全国に約450社ある貴船神社の総本社でもあります。
地域名の貴船「きぶね」とは違い、水の神様であることから濁らず「きふね」と言います。
その名ですら濁りを含まない「きふね神社」そいうところも素敵ですね。
ではさっそく参りましょう。
貴船神社(きふねじんじゃ)とは!?
水神である高?神を祀り、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰された。水の神様として、全国の料理・調理業や水を取扱う商売の人々から信仰を集めている。
古来より、晴れを願うときには白馬が、雨を願うときには黒馬が奉納されたが、実際の馬に代わって木の板に描いた馬が奉納されたこともあり、このことから絵馬が発祥したとも言われる。
また、縁結びの神としての信仰もあり、小説や漫画の陰陽師による人気もあり、若いカップルで賑わっている。その一方で縁切りの神、呪咀神としても信仰されており、丑の刻参りでも有名である。ただし「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」に貴船明神が貴船山に降臨したとの由緒から、丑の刻に参拝して願いを掛けることは心願成就の方法であり、呪咀が本来の意味では無い。平安時代には丑の刻であるかどうかは不明だが貴船神社に夜に参拝することが行われていた。時代の変遷と共に本来の意味が変質したものと思われる。引用元:Wikipedia「貴船神社」
縁結びやパワースポットとしても有名な貴船神社。
実は「丑の刻参り」や「呪詛」という面も持ち合わせていたのです。
これぞまさにギャップ。
人を引き付ける魅力の一つとも考えられますね。そのへんのお話はまた後ほど。
いざ、貴船神社へ
↑この石段の部分の写真は紅葉の時期や雪景色としてよく撮影されている場所でもあります。
この日はそんな特別な天候の日ではなかったのですが、やはり美しいです。
ここで粘って写真を撮っているだけで参拝にあてがうはずの時間が持っていかれてしまいます。
美しくもあり、圧巻でもある。
息をすることや瞬きをすることすら躊躇いますね。
人気スポットということもあり参拝客は多いです。
絵馬の像
「絵馬の像」
かつてから水の神を信仰していたこともあり、雨乞いの社としても有名な貴船神社。
日照りには黒馬、長雨には白馬又は赤馬を時の天皇が献じて祈願するのが例になっていたそうです。
しかし、度重なる御祈願のため、時には生き馬に換えて板立馬を奉納したそうです。
そしてこの「板立馬」が現在の絵馬の原形となりました。
すなわち、貴船神社は絵馬発祥の神社なのです!
貴船神社本宮拝殿
ようやく拝殿へ到着。
祭神:高龗神(たかおかみのかみ)
あのイザナギの子であり、水を司る神様です。
そのため水の神様として、全国の料理・調理業や水を取扱う商売の人々から信仰されています。
社伝によれば、神武天皇の母である玉依姫命が、黄色い船に乗って淀川・鴨川・貴船川を遡って当地に上陸し、水神を祭ったのに始まると伝えています。
それにあやかり「黄船」。
また、「気の産まれる根源」が転じて「気生根」になったともいいいます。
現在では「貴船」で統一されています。
水にちなんで水占いもあります。女子ウケは良さそうです。
貴船神社のSNSアプローチがすごい!
貴船神社…インターネットサービスにも精通しています。
twitter、 facebook、 YouTubeまで…。すごいですね。
wifiも使えます。すぐにシェアしたい人にはもってこいの場所ですね。
行ってみたいと願っていた貴船神社。
ゆかりや伝説など積み重なる歴史はすごいものがありますが、それとは相対的なハイテク化…。
ギャップがすごいです。
そして、貴船神社はここで終わりません。
「貴船神社・奥宮」へ向かいます。
奥宮への参道へ
奥宮へ続く参道を進みます。途中にも見どころが満載です。
相生(相老)の杉
相生の杉。夫婦ともに長生きの意味があるそうです。
結社と奥宮の間にあり、同じ根から生えた2本の杉の大木がぴったりと寄り添っています。
樹齢1000年ともいわれ、その寄り添う姿が、仲睦まじい老夫婦の姿にたとえられ、相生(相老)の杉と言われています。
思ひ川
平安時代は奥宮が本社でした。
参拝者はこの谷川で手を洗い、口をすすぎ、身を清めてから参拝していたそうです。
「みそぎの川」、「物忌の川」だったのです。そして「おものいみ川」がいつの頃からか「思ひ川」になったとか。
さぁ、奥宮はもうすぐです。
長くなってしまったので、「奥宮」のお話は次回とします。
合わせて読みたい 貴船神社・奥宮は「丑の刻参り」のルーツにして「龍穴」の上に建つ社
貴船神社
所在地: 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
電話:075-741-2016
駐車場:本宮10台・奥宮15台(いずれも有料 2時間500円)
HP:http://kifunejinja.jp/index.html
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