今回訪れたのはメインの福岡・黒田官兵衛ゆかりの地めぐりとは少し離れた目的で訪れました。
福岡といえば、こちらもすごく有名な神社です。
その名も、「太宰府天満宮」です。
学問の神様としても有名な菅原道真公を祀る神社です。
なんといってもこちらは京都の北野天満宮とともに全国の天満社の総本社とされているだけでなく、道真公の霊廟としても篤く信仰されている聖地なのです。
では参りましょう。
太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)とは!?
太宰府天満宮は、延喜5年(905)、御墓所の上に祀廟が創建され、延喜19年(919)には勅命により社殿が建立されました。
道真公は無実が証明され、「天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)」という神様の御位を贈られて以降、「天神さま」と崇められようになりました。
京都の北野天満宮とともに全国に1万2000社ある天満宮・天神社の総本宮とされており「学問・至誠(しせい)・厄除け」のご利益があるとして、日本全国各地から多くの人が参拝に訪れています。
京都の菅原院天満宮の記事もあります。合わせてご覧ください。
いざ、太宰府天満宮へ
すでに太宰府天満宮クラスになると観光地化もばっちり。
太宰府駅からまっすぐ行くだけとなっております。
参道には参拝客を引き寄せるお店の数々。。。
あっというまに吸い寄せられ。。。
梅ヶ枝餅いただきました!
なんで梅なのか?なぜ天満宮には梅があるのか?
答えは簡単。菅原道真公が梅をこよなく愛していたからです。
彼が詠んだ和歌には梅が登場します。
鳥居も見えてきたのでさらに進みます。
御神牛
道真公といえば梅と牛。
こちらの御神牛の頭を撫でると知恵が授かるという信仰があります。
心字池と太鼓橋
この池は心字池と呼ばれています。
心字池に架かる御神橋は、太鼓橋、平橋、太鼓橋の三橋からなり、それぞれ過去・現在・未来をあらわしているそうです。
この橋を渡り、水の上をあるくことで心身ともに清められご神前に進むことができるようになっています。
参拝客が多く手水舎もかなり大きいのですがそれでも渋滞してしまうほどでした。
そしてこれでもかと言わんばかりの巨大でかつ美しい楼門。
菅原道真公の墓所にして太宰府天満宮御本殿へ
本殿前に是非チェックしていただきたいのが狛犬さん。
なかなかユニークな顔をしております。
玉と遊んでる感が強いのが可愛いです。
ようやく本殿へ到着!参拝客もあふれております。
もともと聡明な道真公は右大臣の位まで登りつめるのですが、貴族の反感を買い、策略にはめられてしまい無実にも関わらずここ太宰府へ左遷させられてしまいます。
道真公の死後、京では疫病・飢饉・落雷などの被害が数多く起こり、さらには道真公を陥れた者や左遷を命じた者が亡くなってしまったりと、人々は「道真公のたたり」と恐れるようになります。
そこで朝廷は没20年後に道真の左遷撤回と地位回復を行うとともに、お告げのあった通り京に道真を祀る社殿を造営し天満天神という神様の御位を贈ることに。すると疫病や落雷が次第になくなりました。
菅公の名誉は回復され「天神さま」と崇められるようになり、もともとの聡明さから「学問の神様」としての信仰が広がっていきました。
そういった経緯から学問の神様でもあり、雷の神様でもある2つの顔を持っているのが菅原道真公なのです。
雷や天候をつかさどる神である「天神」(≒雷神)としたという話。
そんな話が今でも伝わらるくらいすごい落雷っぷりだったんでしょうね。
京都の水火天満宮ではそのあたりの話もしていますので合わせてご覧ください
おわりに
全国にある天満宮の中でも御祭神・菅原道真公の墓所の上にたつ社は太宰府天満宮です。
多くの人が参拝する理由があります。
私が受験生のときは東京の湯島天神に行きましたが、余力があったらなら太宰府天満宮まで参拝にも来たかったなぁと神社好きの私としては思ってしまうところ。
こうして人生の中でかの有名な太宰府天満宮に参拝できたことは嬉しい限りでした。
太宰府天満宮
所在地 |
〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4丁目7−1
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HP | https://www.dazaifutenmangu.or.jp/ |
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